JLPT対策・N2文法編です。11回目は最初の体験・行為の意味の「<動詞て形>はじめて〜」という文型とその例文を紹介します。
<動詞て形>はじめて〜
「AてはじめてB」は「①Aて、その時初めてB /Aて、やっとB」「②Aの条件が満たされた後に、初めてB(成立条件)」という意味です。
- Bには「新しいことが起こる・何かに気がつく・何かが実現する」という内容の文がきます。
- Bには意思や依頼の表現は来ません。
例文
- 日本に来て初めて桜を見ました。
- 新聞を読んで初めて、被害の大きさを知りました。
- 失って初めて彼の優しさや大切さに気づいたんです。
- 18歳のとき、生まれて初めて実家を出て一人暮らしを始めました。
- 外国で暮らして初めて、自分の国の文化に興味を持つようになりました。
- その映画は2回見て初めて、話がわかりました。
- その大学は先生の推薦があって初めて受験できます。
- 人に言われて初めて、自分の長所がわかりました。
- 田舎の生活は車があって初めて機能する。
- 教育は先生と生徒の信頼があって初めて成立します。
- 結婚して初めて夫の実家に連れて行ってもらいました。
- 病気で入院して初めて、普通の生活が送れる幸せを理解しました。
【参考】類似表現
- 〜てこそ