JLPT対策・N2文法編です。103回目は悪いことが起こる・起こった可能性を表す「<動詞普通形/名詞+の>おそれがある」という文型とその例文を紹介します。
<動詞普通形/名詞+の>おそれがある
- 「おそれ」は「恐れ」と表記します。「心配、不安」という意味です。
- 「Aおそれがある。」は「Aする心配がある、Aの可能性がある。」という意味です。
- 基本的に悪いことが起こる可能性があるときに使います。
- ニュースや天気予報でよく使います。
例文
- 週末は低気圧が近づき、雨や雪の量が多くなるおそれがあります。
- 台風が北上し、明日朝に西日本を直撃するおそれがあります。
- 機械で正しく読み取れないおそれがあるのでシャープペンシルは使用できません。
- 健康に影響を与えるおそれがあるため、赤ちゃんにはちみつをあげてはいけません。
- この病気はそのままにしておくと、手遅れになるおそれがある。
- 大雪の影響で、交通機関に大きな乱れが出るおそれがあります。
- 新型ウイルスがライブハウスで集団感染したおそれがある。
- 被害者のプライバシー侵害の恐れがあるので、犯人の名前は発表しない方針だ。
- 災害のおそれがあるときは、早めに避難してください。
- ただ今の地震では津波のおそれはありません。
- 薬は正しく飲めば、副作用のおそれはほとんどありません。
- アフリカゾウは人間のせいで絶滅のおそれがある。(絶滅・ぜつめつ:全てなくなってしまうこと。)