JLPT対策・N2文法編です。70回目は理由・手段の意味の「〜によって」という文型とその例文を紹介します。
<名詞>によって
接続について
名詞を修飾する場合は「<名詞>による<名詞>」という形になります。
「Aによって、B。」は理由と手段の2つの意味があります。
理由の場合は「Aが原因・理由でBになる。」
手段の場合は「Aという手段でBする。」
という意味です。
例文
【原因】
- 今朝の電車の事故によって、多くの学生が遅刻した。
- 皆様のご協力により募金の目標金額を達成しました。
- レストランでアルバイトすることによって、日本語が上手になりました。
- 喧嘩は話し合いによって解決しましょう。
- 新しい駅ができることによって、通勤電車はさらに混むことが予想される。
- あのアイドルは不注意な一言によって、テレビに出られなくなってしまった。
- この地震による津波の心配はありません。
【手段】
- コンビニはレジを自動化することによって、人手不足を解消しようとしている。
- シンガポールでは電車で飲食することは法律によって禁止されている。
- 今年は暖冬によって冬物衣服の売り上げが落ちている。
- 電話による問い合わせは平日の9時から5時まで対応しています。