JLPT対策・N2文法編です。46回目は「〜にしても〜にしても、〜にしろ〜にしろ、〜にせよ〜にせよ」という文型とその例文を紹介します。
〜にしても〜にしても、〜にしろ〜にしろ、〜にせよ〜にせよ
接続について
<動詞普通形/い形容詞普通形/な形容詞+である・だった/名詞+である・だった>
+にしても、にしろ、にせよ、
<動詞普通形/い形容詞普通形/な形容詞+である・だった/名詞+である・だった>
+にしても、にしろ、にせよ、〜。
- 「Aにしても(にしろ、にせよ)、Bにしても(にしろ、にせよ)」は「AてもBても」「Aの場合もBの場合も」「A、Bどちらにしても」という意味です。
- 後件には「(AもBも)同じことが言える」という内容の文がきます。
例文
- 日本語の漢字は読むにしても書くにしても、苦手だ。
- 怪我をしてから、ご飯を食べるにしろお風呂に入るにしろ、時間がかかる。
- おいしいにせよまずいにせよ、彼女の手料理は全て食べなければならない。
- お金持ちであるにしろ、貧乏であるにしろ、教育の機会は平等であるべきだ。
- 大学院に入るなら、文系にしても理系にしても英語の試験を受ける必要がある。
- 参加するにしてもしないにしても、今週中に返事をくださいね。
【参考】類似表現
- 〜(よ)うが/〜(よ)うと
- 〜(よ)うが〜まいが/〜(よ)うと〜まいと
- 〜であれ/〜であろうと
- 〜にしたって
- 〜にしても
- 〜にしろ