JLPT対策・N2文法編です。71回目は理由・言い訳の意味の「〜ものだから・もので・もの」という文型とその例文を紹介します。
〜ものだから・もので・もの
接続について
- 普通形
だな+ものだから・もので・んだもの
「Aものだから・もので、B。」は「仕方がない/自分ではコントロールできないAという理由でBだ。」という意味です。
「Aんだもの」は「Aだから、B」という理由説明の意味です。女性や子どもがよく使います。甘えている印象があります。逆に「〜ですもの。」という言い方は丁寧な言い方で主に女性が使います。
- 悪いことが起こった時の言い訳や、なぐさめるときによく使います。
- よりカジュアルな表現で「もんだから」「もんで」「もん」という言い方があります。
例文
【ものだから・もので】
A:Bさんはインドネシア語が話せると聞きました。
B:いえ、5年前に勉強したものですから、忘れてしまいました。
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A:Bさんはアメリカで働いているんでしょう。
B:はい。でも英語ができないものですから、生活は大変です。
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A:Bさんは3歳のお子さんがいらっしゃるんですよね。
B:はい。でも仕事が忙しい/大変なものですから、遊ぶ時間がありません。
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A:Bさん、帰るんですか。
B:すみません。子どもが病気なもので、お先に失礼します。
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A:Bさん、一杯飲みに行きませんか。
B:すみません。最近お酒をやめたもので・・。
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A:来週一緒に映画を見ませんか
B:すみません。お金があまりないものですから・・・。
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A:お父さん、どうしてそんなに買っちゃったの?
B:セールで安かったもんだから、ついね・・・。
【もの】
A:彼のプロポーズ、断ったの?
B:ええ。私20歳だし、まだ結婚したくないもの。
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A:朝からずっと漫画ばかり読んでるじゃない。
B:この漫画、本当におもしろいんだもの。
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A:どうしてあの男と別れないの。
B:だって、好きなんだもん。
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A:チョコレート?ダイエット中じゃないの?
B:チョコレートだけは別。超おいしいんだもの。
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A:え、また新しい靴買ったの?
B:今セール中で、安くなっていたんですもの。