JLPT対策・N2文法編です。122回目は「非常に〜だ」という気持ちを表す「<疑問詞+普通形>ことだろう(でしょう)・ことか」という文型とその例文を紹介します。
<疑問詞+普通形*>ことだろう(でしょう)・ことか
*接続について
- 普通形ですが、な形容詞と名詞の「だ」はつきません。「<な形容詞>である・だった」「<名詞>である・だった」も使えます。
「Aことだろう・ことか。」は「とてもAだ。」「どれほど(多くの)Aか。」という意味です。
- 強く思ったことや感動したことを気持ちをこめて言う表現です。
例文
A:トイレの電気、つけっぱなしだったよ。
B:あーごめんごめん。
A:もう。ちゃんと消してねって何度言ったことか。
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A:夏休みは国へ帰る予定です。
B:そうなんですか。ご家族もさぞ楽しみにしていることでしょう。
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A:また部長が怒ってるよ。
B:あの人のせいで、いったい何人の新入社員がやめたことだろう。
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A:私の国は、学生たちが放課後使った教室を掃除するんですよ。
B:なんと素晴らしいことでしょう。私たちの国でもそうしたいです。
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A:友人は50歳で日本語の勉強を始めて、今年やっとN1に合格したんです。
B:大人になってから新しい言語を覚えるのは、どんなに大変だったことでしょう。
【参考】類似文型