N1の文法77回目です。強調の意味を持つ「数詞+<からある/からする/からの>+名詞」という文型の意味と例文を紹介しています。
数詞+<からある/からする/からの>+名詞
- 「Aからある/からする/からのB」は「A(数量)もあるB」「実際はA以上ある」という意味です。
- Aの数量が多い、大きい、長いということを強調したい時に使います。
- 物(大きさ、量、長さ、重さ)は「からある(からの)」を使います。
- 値段は「からする」をよく使います。
- 人数は「からの」を使います。
例文
- 祖母は200枚からある年賀状を毎年お世話になった人たちに送っている。
- ピラミッドを作るために2.5トンからある岩を毎日ソリで運んだそうだ。
- 田舎にいた頃は5キロからある山道を通って学校に通っていた。
- 中村選手は30メートルからのロングシュートを決め、チームを勝利に導いた。
- 深海で泳ぐ18メートルからある巨大なイカを撮影することに成功した。
- 彼は彼女に結婚を申し込むために、100万円からする指輪を購入した。
- 東京中心部の家賃は狭くても10万円からするのには驚いた。
- 激しい豪雨から2ヶ月経ったが、900人からの人々が避難生活を続けている。
- 新しい条例へ抗議するデモが行われ、200万人からの人々が通りに集まった。