例)夕涼みがてら、花火でもしようか。
→夕涼みというメインの目的をする機会に、花火という他のこともするという意味です。がてらの前には移動動詞(散歩・買い物など)が来ることが多く、移動動詞じゃなくても移動の意味が含まれます。
「がてら」と近い表現の「ながら」「ついでに」「かねて」について
A<動詞ます形>ながら、B。(みんなの日本語28課)
意味:AとBが並行して同時に行われる。Bがどのような状態で行われるのかをAで表す。BがメインでAはサブ。
例文:ポップコーンを食べながら、映画を見る。
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A<名詞/動詞辞書形・た形>ついでに、B。(新日本語の中級20課)
意味:Aの機会を利用して、Bする。Aが目的で、その機会にBをするという意味。AがてらBには移動を伴う文という制約があるが「ついでに」はない。
例文:シャワーを浴びるついでに、床を掃除した。
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A<名詞>と<名詞>をかねて、B。A<動詞辞書形>のをかねてB。
意味:Bをすることが目的だが、それにはAというもう一つの目的もある。AとBは同じ程度の重要性を持った目的。(メイン、サブの関係が弱い)
例文:日本語の勉強を兼ねて日本のドラマを見る。新婚旅行をかねて、ハワイで結婚式をする。