(詳しく説明する語彙)
* 例外で、な形容詞と名詞の普通形は 「な形容詞+な」「名詞ーの」になります。
みんなの日本語46課で既習です。その復習をします。
導入(な形容詞)
T:リンさんです。中国人です。みなさん、リンさんは日本語が上手だと思いますか
S:わかりません
T:ではリンさんについて教えます。リンさんは日本語を半年勉強したことがあります。リンさんは日本語が上手ですか
S:上手かもしれません
T:ではリンさんについてもっと教えます。リンさんは日本語を半年勉強し、それから1年日本に住みました。リンさんは日本語が上手ですか
S:上手だと思います
T:ではリンさんについてもっと教えます。リンさんは日本語を半年勉強し、それから1年日本に住みました。それから日本の会社で10年働きました。奥さんは日本人です。リンさんは日本語が上手ですか
S:上手なはずです
動詞
A:Bさん、明日はパーティですね。ところで、Cさんも来るんですか
B:Cさんは昨日新しい服と靴を買ったと言っていましたから、来るはずです
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A:Dさんは来るか知っていますか
B:Dさんは今晩から旅行に行くと言っていましたから、来ないはずです
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先生:先週のプリントを出してください。
学生A:先生、もらってません。
先生:Aさんは先週ずっと来ていますから、あるはずですよ。
学生A:あ、ありました。
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A:昨日インターネットで注文した本がまだ来ないんだ。
B:2、3日で届くと書いてあるから、明日には届くはずだよ。
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い形容詞
A:あのレストランに行こうと思っているんですが、どう思いますか
B:いつも人が大勢並んでいるので、おいしいはすですよ。
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名詞
A:鈴木さんが今何歳か知っていますか
B:10年前に大学を卒業したそうですから、30歳ぐらいのはずですよ
A:メールが届いてない、って連絡があったよ。
B:今朝送ったけど・・・
A:あ、送信ボタンを押してないよ。ボタンを押さなければ、メールが届くはずがないよ。
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A:今隣の部屋から音がしなかった。
B:やめてよ。隣には誰も住んでいないんだから、人がいるはずがないよ。
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旅行に来ました。小さい土産物屋さんを見ています。
店員:これはグッチのかばんです。1000円ですよ。
客:嘘でしょう。こんなところで売っている/こんなに安い/本物の はずがないよ。
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A:これJLPT1級の問題だって。
B:嘘でしょう。こんなに 易しい/簡単な はずがありません。本当のN1は日本人でも間違えるぐらいですよ。
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A:メアリーさん遅いね。パーティー来ないのかな。
B:メアリーさんの誕生日パーティーなんだから、来ないはずがないでしょう。
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「〜として」は資格や立場、カテゴリーなどを表すのに使われます。
T:学校はどこにありますか。
S:横浜です。
T:横浜では、何が有名ですか。どんな町ですか
S1:中華街です。
T:横浜は中華街がある町として有名です。
S2:海が見えます
T:横浜は海が見える町として有名です。
S3:おしゃれな店が多いです。
T:横浜はおしゃれな店が多い町として有名です。
資格
私はアメリカで日本語の先生として働いています。
立場
家の中では姉として弟の世話をしています。
大学時代、学生代表としてスピーチ大会に出たことがあります。
ミラーさんは友達としては良い人だけど、恋人としては見れない。
カテゴリー
白い恋人は北海道のお土産として有名です。
この店ではペンを買うとサービスとして無料で名前を入れてくれます。
スマホは辞書やメモとしても使える。
この公園は地震が起きた時、集まる場所として使われます。
「〜にとって」との共通点と違い
共通点:名詞に接続する
違い:「〜によって」は形容詞文が続くことがほとんど。
例→ミラーさんは英語は簡単だというが、私にとっては難しい
→本場の四川料理は日本人にとっては辛すぎます。
T:田中さんの給料は20万円です。いいです。25万円、もっといいです。30万円、もっともっといいです。給料は多ければ多いほどいいです
S:給料は多ければ多いほどいいです
T:お酒が好きです。ビールを一杯飲みます。楽しくなります。2杯飲むともっと楽しくなります。お酒は飲めば飲むほど楽しくなります
S:お酒は飲めば飲むほど楽しくなります
T:リーさんは勉強が得意じゃありません。学校のテストが嫌いです。テストは簡単なら簡単なほどいいです
S:テストは簡単なら簡単なほどいいです
変換練習
T:日本語・練習します・上手になります
S:日本語は練習すればするほど上手になります
T:この問題は考えます・わからなくなります
S:この問題は考えれば考えるほどわからなくなります
T:この人を知ります・好きになります
S:この人を知れば知るほど好きになります
「〜につれて」との違い
〜につれて
時間的な変化に重点がある。変化にある程度の時間の幅を持つ表現を使う。
変化を表す表現を用いる。
〜ば〜ほど
程度・量の変化に重点がある。
変化を表す表現でなくても使うことができる。