新しい言葉
(詳しく説明する語彙)
- 交流する:違う地域・グループの人々が行ったり来たりすること。また、その間でいろいろな物事のやりとりが行われること。
- 自己:「自分」のこと。
- 司会する:イベントの進行役を務めること。
- 落ちる:自動詞なので、「〜が落ちる」。他動詞「〜を落とす」も確認する。
- 具体的な:「実際に形や内容があってはっきりわかる、一般的じゃなくそれぞれの」の意味。⇆抽象的な
- 語る:まとまった内容を順番に話して聞かせる、の意味。
- 叶う:自動詞で「夢が叶う」と使う。他動詞は「夢を叶える」
- 身内:親しい血縁関係にある人。家族。親類。
- 働き(づめ):休みなく働くこと。
- こそ:取り立てて強める意味があります。例)今こそチャンスだ!
- <名詞>すら:極端な事を例としてあげ、他は言わなくても当然だ。という意味を含みます。例)こんな問題なら子供ですらわかる。書き言葉的。類似表現「<名詞/動詞/形容詞>さえ」は口語的。
- 差し伸べる:「相手の方に手を伸ばす」という意味で、「助ける」の意味で使われることが多いです。
- 恵む:「困っている人を可哀想に思って金品をあげる」という意味です。
- 訴え:「他人の理解・同情を期待して不満・不平などを伝える」という意味です。
- 胸が痛む:「とても悲しい/つらい」という意味です。
使いましょう
A:<名詞/疑問詞+<普通形だ>か>はともかく(として)
「AはともかくとしてB」は、「確かにAだ/Aは大切だが、とりあえず考えないものとして、B」の意味です。同じ話題に関して違う視点で語る時に使います。
A:来年どこの大学に行こうか悩んでいるんです。
B:どこの大学に行くかはともかく(として)、まず、何を勉強したいのか決めたほうがいいですよ。
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A:間違えたら恥ずかしいのでなかなか日本語が話せません。
B:それはいけませんね。上手になりたいなら、文法はともかく(として)、実際に話してみることが大切ですよ。
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A:あのレストラン、結構高いのにいつも人が並んでるね。
B:値段はともかく(として)、見た目がおしゃれだから若い人に人気があるんだ。
A:それでみんな料理の写真を撮ってるんだね。
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A:もうすぐ就職活動が始まるね。給料がいい会社で働きたいなあ。
B:私は給料がいいかどうかはともかく、休みがちゃんと取れる会社か知りたいな。
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- 使いましょうA
B:<動詞ます形/い形容詞+く/な形容詞で/名詞>さえ+あれば/なければ、〜
- 「それだけあれば(なければ)、後ろの状態が成立する」という意味です。
- 導入は「<名詞>さえ、〜ば」の方から開始して、その後「<動詞ます形>さえすれば」の方を練習するとスムーズです。
これがあれば十分だ
(名詞/動詞)
愛/お金 さえあれば、なんでもできる。
カップラーメンはお湯を入れさえすれば食べられる。/お湯さえあればできる。
(な形容詞)
家族が健康でさえあれば、他に何も要りません。
(名詞)
建設的な意見でさえあれば、どんなものでもおっしゃってください。
後ひとつあれば全てそろう
A:まだ帰らないんですか。
B1:もう少しで終わりそうです。このメールさえ送れば、帰れます。
B2:もう少しで終わりそうです。このメールを送りさえすれば、帰れます。
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A:お弁当も入れたし、お菓子も用意したし、行き方もしらべたし、あとは靴さえ履けば、すぐ出発できる。
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A:少し調子が悪いんだ。
B:薬を飲みさえすれば、すぐによくなりますよ。/薬さえ飲めば、すぐ良くなりますよ。
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A:こちら、今月発売されたばかりの車で人気があるんですよ。
B:素敵ですね。もう少し安くさえあれば、この車を買いたいんですが・・・。
これがなければ、大丈夫だ
A:昨日のCさん、酔っ払って大変でしたね。ちょっとびっくりしました。
B:そうだね。お酒さえ飲まなければ、いい人なんですが。
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A:ちょっと寝坊しちゃった。飛行機間に合うかな。
B:タクシーを呼ぼう。道が混みさえしなければ、間に合うはずだよ。
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A:この部屋は値段も安くて、新しいんですよ。
B:交通が不便でさえなければ、ここを借りたいのですが・・・。
〜の場合はいつも〜だ
娘は時間さえあれば、ケータイをみている。
- 使いましょうB
その他の接続
- <動詞て形>さえ いれば/あれば/おけば、〜。
(授業に出席している)
毎日学校に来てください。授業に出席してさえいれば、単位がもらえます。
(有名人が使っていると紹介してある)
有名人が使っていると紹介してさえあれば、ついその商品を買ってしまう。
(名前を書いておく)
この学校は誰でも入れる。試験は名前を書いてさえおけば誰でも合格できる。
C:<動詞/い形容詞/な形容詞/名詞>の名詞修飾型*+ことから〜。
*名詞は「<名詞>+の」ではなく「<名詞>+である」になります。な形容詞は「<な形容詞>+な」のほか、<「な形容詞」+である>も使えます。
「〜ことから、〜」は「〜の理由(が原因)で、ことがわかった/〜と呼ばれている/〜考えられている/からが始まった/〜ようになった」という意味を表し、直接的な理由以外に「なぜそうなったか」「なぜそう判断したか」など、経緯や理由などを説明する文型です。
この鳥は目の周りが白いことから、「メジロ」と呼ばれています。
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一人暮らしのお年寄りが増えていることから、お弁当の宅配サービスを始めました。
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最近このマンション近くで家具や宝石などが盗まれる事件が起きたことから、マンションの入り口に防犯カメラを設置することにした。
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貝の化石が発見されたことから、ここは昔海だったと考えられる。
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飛行機で隣の席だったことから、交際が始まった。
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その男の自宅から盗まれた物が見つかったことから、警察は犯人はその男だと判断した。
「から」と「ことから」の違い
- この通りは外国人が多いから、「国際通り」と呼ばれている。
- この通りは外国人が多いことから、「国際通り」と呼ばれている。
1は単に直接の理由を述べているのに対し、2は「外国人が多い」という事実があって、徐々に人々が「国際通り」と呼び始め、今ではそれが定着したという意味が含まれる。
- 使いましょうC
類似表現の「〜に関して」(N3)
文字通り「〜に関係して」と言う意味。その話題に直接的に関係することについて述べる。直線的なイメージ。この課の「めぐって」は「その話題を取り囲んで」と言う意味で、特定の話題に対して、複数の人が意見を交わすイメージです。
(参考)
3つの「から」
- 起点(from)の「から」:名詞に接続
9時から5時まで働きます。
家から駅まで歩いて5分です。
貝の化石が発見されたことから、ここは昔海だったと考えられる。
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- あとでの「から」:て形に接続する
歯を磨いてから、寝ます。
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- 理由の「から」:文に接続する
時間がありませんから、タクシーを使います。
D:<動詞のない形>ないものか。
「希望(そうなってほしいこと)が実現することは難しいかもしれないが、そうなりたい/なってほしい」という意味です。
「〜ものだろうか/でしょうか」という表現をよくします。
日本は一度仕事を辞めると、元の職場に戻るのが難しいことが多いです。また保育園も足りません。また、男性のほうがお給料が多いというデータがあります。いろいろ難しい問題ですが、みんなが働きやすい国になってほしいです。
→もっと女性が働きやすい国にならないものだろうか。
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田中さんは毎日残業していて、寝る時間がありません。同僚も頑張っているので何も言えません。
→最近睡眠不足だ。もっと残業が減らないものかと、ずっと考えている。
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A:インターネットで見えない相手に悪口を言う人って多いですよね。
B:ええ、顔が見えなくても、相手の気持ちを考えられないものでしょうか。
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若者が都会へ行き、地方がますます過疎化しているというニュースを見て、なんとかして田舎の産業を活性化できないものかと考えている。
- 使いましょうD