(説明を丁寧にする語彙)
お坊さん:本文を読む前に日本のお坊さんは制度上結婚できるということになっていることを説明しておきましょう。
添える:「〜に〜を添える」の形で使う。例)ステーキにポテトを添える。
目に留まる:見て、興味を持つと言う意味。わかりにくいのでしっかり説明しましょう。
思い立つ:決めたと言う意味
どんなに:「どんなに〜ても」のかたちで使います。例)どんなに走っても、飛行機の時間に間に合いません。
習慣の「〜ている」(みんなの日本語28課)の復習を簡単にしておきましょう。こちらも繰り返しですが、「習慣」を強調している表現です。
T:私は土曜と日曜、週末が休みです。週末はいつも掃除をします。今週も来週もします。週末は掃除をしています
S:週末は掃除をしています
T:毎朝果物とパンを食べています
S:毎朝果物とパンを食べています
T:電車で大学に来ています
S:電車で大学に来ています
(この文型のイメージはこの絵の通りです。説明するとき黒板に書いておくといいですよ。)
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田中さんの趣味は海外旅行です。給料のほとんどを旅行に使ってしまいます。お金を貯めます・旅行します。お金がなくなったのでまた働きます。(上記の図を示しながら導入します。A:お金を貯める。B:旅行する。)
→田中さんはお金を貯めては、旅行をしています。
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同僚は最近彼にプロポーズされました。仕事中指輪を見ます。ニコニコします。
→同僚は仕事中も指輪を見ては、にこにこしています。
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太郎くんはペットの魚を飼っていました。一週間前に猫に食べられて死んでしまいました。とても悲しいです。写真を見ます。泣きます。
→太郎くんは飼っていたペットの写真を見ては、昔を思い出して泣いています。
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妹の部屋はとても汚いです。妹は買い物が好きです。よく遊びに出かけます。
→妹は遊びにに出かけては、要らないものを買ってきます。
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今日本語の授業中です。もうすぐ終わりの時間ですが、私の学生は疲れたようです。時計を見てはがっかりしています。
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今喫茶店にいます。向こうに女の人がいます。あの女の人は誰かを待っているようです。本を1ページ読んでは、窓の外を見ています。
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例)田中さんは東京に10年住んでいますから、おいしいレストランを知っているはずです。
「まさか」の意味を説明しておきます。
まさか:絶対にない、ありえないという意味
導入
A:今隣の部屋から音がしなかった。
B:やめてよ。隣には誰も住んでいないんだから、人がいるはずがないよ。
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旅行に来ました。小さい土産物屋さんを見ています。
店員:これはLVのかばんです。1000円ですよ。
客:嘘でしょう。こんなところで売っている/こんなに安い/本物の はずがないよ。
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A:これJLPT1級の問題だって。
B:嘘でしょう。こんなに 易しい/簡単な はずがありません。本当のN1は日本人でも間違えるぐらいですよ。
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A:メアリーさん遅いね。パーティー来ないのかな。
B:メアリーさんの誕生日パーティーなんだから、来ないはずがないでしょう。
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前の会話の一部を話題にして話すときに使います。
A:田中さん、会社を辞めたそうだよ。
B:それっていつの話?初めて聞いたよ。
「それは違うでしょう」と言う意味。男性は「何言ってんだ」と言う言い方もあります。
A:佐藤さんてきれいですよね、デートに誘ってみようかな。
B:何言ってるの。3年前に結婚して、お子さんもいるよ。
発見の「たら」の復習をしましょう。(新日本語の中級第8課)
リーさんという学生がクラスに来ました。とても怖そうな人です。
A:よ、よろしくね。
リーさん:よろしくお願いします。新クラスは緊張します。あ、よかったらこのお菓子どうぞ!
→(彼は怖そうに見えるが)話してみたところ、思っていたほど悪い人じゃないということがわかった。
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客:すみません、ケータイが壊れてしまったんです。
店員:落としましたか。
客:はい。水の中に落としてしまったんです。
客:そうですか。修理は2週間ぐらいかかります。それから、修理代は高いので新しいケータイを買う方が安いですよ。
→ケータイが壊れたので、修理の相談をしたところ、修理は2週間かかる/新しいケータイを買った方が安いということでした。
(その後)
新しいケータイを買いました。機能が多くなって、使いやすいです。
→新しいケータイを使ってみたところ、とても使いやすかった。
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その他
知らない人に道を聞いたところ、一緒にその場所まで案内してくれた。
気になるクラスメイトを誘ってみたところ、「OK」の返事がもらえた。
暇そうな同僚に仕事を頼んだところ、断られました。
テーブルの上にあった料理を食べようとしたところ、虫がついていた。
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「その状態が変わる前に〜する」と言う意味です。
ジョンさんは留学生です。東京に来て日本の食べ物がおいしくてびっくりしました。国ではあまり食べられません。日本にいます。そのチャンスにたくさん日本料理を食べたいです。
→日本にいるうちに、日本料理をたくさん食べようと思っています。
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たばこを吸いたいです。でも今日は仕事が忙しいので我慢しています。上司が昼ごはんを食べに外へ行きました。タバコを吸いに行こう。
→上司がいないうちに、たばこを吸いに行こう。
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スープを作りました。冷たくなったらおいしくないです。
→スープが温かいうちに飲んでください。
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私の祖母は海外旅行が好きです。最近歩くのが大変になってきたと言います。
→祖母が元気なうちに、いろいろな国に連れて行ってあげたいと思います。
「何かをしている間に変化が起きた」と言う意味です。
友達と映画を見る約束をしたので、今映画館で待っています。遅いです。映画がはじまってしまいました。
→友達を待っているうちに、見たい映画がはじまってしまいました。
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弟は私より小さかったです。久しぶりに弟に会いました。私より高くなっていました。
→しばらく会わないうちに、弟は私より背が高くなっていました。
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寝る前はひどい雨が降っていました。朝起きたら何もありません。
→夜のうちに雨がやんだようだ。
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その他
夫の帰りを待っているうちに、料理が冷たくなってしまった。
色々考えているうちに、考えるのがバカバカしくなってきた。
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*意向形以外の表現が入る場合もあります。
*文の最後には結果を述べます。
「〜ては」はこの課の使いましょうAの文型です。
「〜うちに」はこの課の使いましょうD2の文型です。
「そこで」は前件の状況に対して、解決するためにする行為などを述べるときに使います。ここでは「それで」に近いと説明します。
「と」は引用の意味。「〜と思って/考えて」と言う意味である。
例)
お金を貯めては日本旅行しているうちに、日本語に興味を持つようになった。そこで、日本語を勉強しようと、日本に留学してみたところ、言葉だけでなく文化も知れて、日本がもっと好きになった。
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旅行に行ってはその土地の料理を食べているうちに、世界中の料理に詳しくなった。そこで今度はその情報をもっと大勢の人に知ってもらおうとSNSに情報を書いてみたところ、世界中にたくさんの友達ができた。
例)
もうすぐ定年で仕事を辞める父がレストランを始めると言っている。私はそんな父を見てまさかできるはずがないと思っていた。そんな気持ちが変わったのは、父が作った料理を食べたのがきっかけだった。