JLPT対策・N2文法編です。22回目は「状態が続く間は」という意味を表す「<普通形>限り(は)」という文型とその例文を紹介します。
<普通形>限り(は)
接続
な形容詞は「な形容詞+である」名詞は「名詞+である」の形になります。普通形ですが、現在形で、状態を表す語にのみ接続します。
読み方
「限りは」は「かぎりは」と読みます。
- 「Aに限りはB」は「AのあいだはBだ。」「AだからBだ。」という意味です。
- 「Aない限りはB」は「AしなければBだ。」という意味です。後件は否定的な表現が来ることが多いです。
- 慣用句で「余程のことがない限り」という言葉があります。「普通じゃない、かなり特別なことがなければ」という意味です。
例文
- 勝つ可能性がある限りは、あきらめずに戦い続けます。
- 日本に住んでいる限り、これらの税金を払わなくてはならない。
- すごい雷だが、屋根の下にいる限り、安全だろう。
- 自分を変えない限りは、相手が変わることはないでしょう。
- 症状は甘いものをやめない限り、治りません。
- この成績では余程のことがない限り、A大学に合格することは難しいです。
- 天気がよくならない限りは、飛行機は飛ばないでしょう。
- 体が丈夫である限り、この仕事を続けたい。
- ここの会社員である限り、上司の命令には逆らえない。