2018年は、同じ年に亡くなったウィーン・世紀末芸術のスーパースターである画家のクリムトとシーレ、建築家のワーグナーそして総合芸術家のモーザーの没後100年に当たる記念の年です。それにちなんでウィーンではその時代に活躍した芸術家の展覧会が開催されています。
「クリムトは終わりではない。中欧での出発である。」展を見にベルヴェデーレ宮殿へやってまいりました。
ベルヴェデーレ下宮「クリムトは終わりではない。中欧での出発である。」展
2018年3月23日~8月26日第一次世界大戦の終焉とクリムト、シーレ、ワーグナー、モーザーの死は、しばしば芸術の黄金期の終わりと解釈されます。芸術の持続性と変化をテーマに、クリムト、シーレ、ココシュカ、モーザー、エッガー・リエンツなどの作品80点が展示されます。
引用元:オーストリア政府観光局公式サイトより
ヴェルベデーレ宮殿はハプスブルク家に仕えたオルゲン公が建てました。
エメラルドグリーンの屋根が美しいです。上宮には常設展があります。
「ユディト1」
「フリッツァ・リートラーの肖像」
フリッツァ・リートラーはクリムトのパトロンでした。
「接吻」
豪華で鮮やかな絵です。近くでみると大きさに驚きます。男女の愛が主題となっています。クリムトは日本の浮世絵や琳派の影響を受けたと言われたいます。
貴族たちの間ではこのような絵を描いてもらうことが流行していました。
どんな時代も「自分の人生をドラマティックに切り取って人に見てもらいたい」という思いは共通だったそうです。
ヨーゼフ1世とエリーザベト
常設展と特別展を鑑賞したら、合わせて5時間かかりました!