みんなの日本語29課では「自動詞・他動詞」と言う新しい動詞のグループ分けを練習します。学生が混乱しないように説明はできるだけシンプルにして、まずは基本の動詞をしっかり暗記させます。言葉の説明ができない部分は絵教材を有効活用します。
自動詞と他動詞
他動詞(復習)→自動詞の順番で導入します。対比がわかりやすい絵カードを準備します。「絵で導入・絵で練習」の自動詞・他動詞のカードと「みんなの日本語」準拠の絵カードを併用しています
T:リピートしてください。部屋のドアを開けます
S:部屋のドアを開けます
T:エレベーターのドアが開きます
S:エレベーターのドアが開きます
T:「開けます」は他動詞です。私がします。助詞は「を」を使います。「開きます」は自動詞です。物が自分でします。助詞「が」を使います。
T:ドアを閉めます
S:ドアを閉めます
T:電気をつけます
S:電気をつけます
T:電気を消します
S:電気を消します
T:電気が消えます
S:電気が消えます
T:猫を入れます
S:猫が入ります
T:車を止めます
S:車を止めます
T:車が止まります
S:車が止まります
他動詞 自動詞
- ドアをあけます ↔︎ ドアがあきます
- ドアをしめます ↔︎ ドアがしまります
- 電気をつけます ↔︎ 電気がつきます
- 電気をけします ↔︎ 電気がきえます
- 猫をいれます ↔︎ 猫がはいります
- 車を止めます ↔︎ 車が止まります
- 『みんなの日本語初級II 第2版 書いて覚える文型練習帳』の20ページ(29課①)で練習します。
- 下記の「みんなの日本語 初級I 第2版 導入・練習イラスト集」の自動詞・他動詞の絵を切り取りカードを作ります。カードの裏にひらがなで答えを書いておくとスムーズにペアワークができます。ペアを組み替えながら何度か練習させ、上記6×2の他動詞・自動詞は全て覚えさせてから次の項目に進みます。
「壊れる・割れる・折れる・破れる」
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