ブログを読んでくださっている方から以下のようなメッセージをいただきました。
はい、受けました。ただ・・もう9年前のことですが(汗)今週末が本番なんですね!寒さ対策をしっかりして、自信を持って受けてください!
私は9年前は大学生だったので、たっぷり勉強する時間をとることができて何とか合格しました。5ヶ月ぐらい前から準備をしていたように記憶しています。
今後ブログでこの検定について書いていくかどうかはわかりませんが、とりあえず私の当時の勉強法と現役養成講座の先生もおすすめする対策本をご紹介します!
すでに本も購入していて真面目にコツコツ勉強している方には当たり前すぎる内容となっています。
来年以降検定を受けようと考えている方の参考になればと思います。
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日本語教師になりたい人が受ける大きい試験です。文法や音声学など日本語教育における知識を問う試験です。
一年に一回だけ受験チャンスがあります。毎年5000人ぐらいの人が受験していて、合格率は20パーセント程度です。日本語教育の世界では知名度もあり、採用条件の1つに挙げている教育機関がほとんどです。(日本語教師は検定に合格しなくても養成講座の420時間を修了するか、大学の専攻で学べばなることができます。)
試験は合計3パートに分かれ、総試験時間は何と4時間!とにかく範囲が広く量が多い試験です。
私は420時間の日本語教師養成講座に通いながら、検定に関しては独学で挑戦しました。養成学校には、検定受験コースという短期講座もあるのですが、追加料金がかかってしまうのでとりませんでした(予算に限りがあったので)。その時の先生が、「独学でも合格している人はいる」と言っていたのも決め手になりました。それではどんな感じで勉強したかご紹介します。
購入すべき4冊の本をご紹介します。養成講座で教えている現役の先生もこれしかない、と同意見でした。本屋にあまり置いていないのでインターネットで買うのがいいです。
通称ヒューマンの赤本!!検定を受けるなら、買っていない人はいないのでは?試験範囲の内容が全部カバーされていて、気持ち的にも腕にもずっしりくる一冊です。Kindle版もありますが、私はたくさん自分のメモを書き込んで使いたいので、紙の本をおすすめします。
それから、過去問3年分を準備します。それより過去のはあまり参考にならないのでしなくていいでしょう。ただし、この過去問は解答だけ載っていて、解説がないので自力で調べる力、人脈が必須です(汗)!これができる環境じゃないなら独学はしんどいです。
以上、準備するのはこれだけです。420時間の養成講座に通っている人は学校でもらった色々なテキストやプリントなども使えます。
試験範囲について大まかに理解します。太字になっているの重要語彙に暗記ペン(蛍光ペンのように使えます。赤いフィルムか下敷きをかぶせると字が消えます)でマークしていきます。
赤いフィルムをあてながら、文字を読んでいきます。1割ぐらい覚えていればOK。読んでいて、説明がわからなかった部分はノートにメモしたり、付箋を貼ったりしておきます。
ノートにメモしたわからなかった部分は養成講座の先生に休み時間に聞くか、インターネットで調べるかなどして、意味を理解します。理解した内容は赤本に直接書き込んでおきます。
自力で一度といて答え合せします。全部でどのくらいの時間がかかったか計っておきます。答えは自分のノートに書きます。間違えた問題番号にはしるしを書いておきましょう。間違えた問題に関する部分はヒューマンの赤本を見るなどして復習しておきます。どうしてもわからない部分は飛ばします。
疲れていたら休んだり友達と遊んだりしましょう。この辺で3割ぐらい暗記できていればOKです。回復したら、インターネットで留学生に関するニュースを検索してみましょう。重要だなと思ったニュースはノートにメモしておきましょう!
時間を計って解きます。やり方は29年度の過去問の時と同じです。
講座に通っていた時はちんぷんかんぷんだった内容が、結構わかるようになっているはずです。ヒューマンの赤本にない内容を見つけたらメモしておきましょう
時間を計って解きます。やり方は29年度、28年度の過去問の時と同じです。
重要語彙を確認しながら、これまで書き込んできた小メモにも目を通しましょう。ここまできても、どうしてもわからないことがあればまとめておきましょう。この時点でわからないことは知り合いの先生に聞くか、分野別の本で調べるなどして消化してしまいましょう。100点満点じゃなくていいです。自分のできるところまでやりきります。
初めていく場所の場合、一度足を運んで場所を確認しておきましょう。場所を知っていると当日の緊張もちょっとましになります。中に入れるならトイレの場所も確認します。
今度は実際に書き込んでもいいです。時間を実際の試験時間と同じ設定にして解いてみましょう。大分解けるようになっているはずです。
ヒューマンの赤本、過去問3年分、ノート、他資料をパラパラ眺めましょう。
当日はなんといっても4時間の長丁場です。無駄なりきみを抜いて集中力を保つために、私流のコツを書いておきます。ご参考までに。
私が言えることはこんなところでしょうか。思い出して懐かしくなりました!!独学とはいっても私は養成講座の仲間がいたので、励ましあいながら楽しく勉強していました。勉強した知識は今後役に立つことだろうと思います!ファイト!!