【N2文法】〜といえば

CHIYO
JLPT対策・N2文法編です。57回目は話題の意味の「〜といえば」という文型とその例文を紹介します。

〜といえば

接続について

「①Aと聞いて思い浮かぶのは〜」の意味で使う場合

  • 話題の言葉+といえば

「②Aであることは認める、でも〜」の意味で使う場合

  • 普通形(だ)+といえば
  1. 「Aといえば」は「①Aと聞いて思い浮かぶのは〜、Aについて考えると〜」という意味です。
  2. 「AといえばAだが」という形で「②Aであることは認める、でも〜」という意味があります。
  • 2の意味の場合Aには同じ言葉が入ります。
  • 話し言葉で「っていえば」という表現もできます。

例文

【話題】

  • A:次の旅行は北海道に行ってみようと思うんです。B:いいですね。北海道といえば、味噌ラーメンがおいしいですよ。
  • A:あと少しで2020年ですね。B:2020年といえば、いよいよ東京オリンピックの年ですね。
  • A:ああ疲れた。コーヒーでも飲もうかな。B:コーヒーっていえば、駅前に新しいカフェができたみたいだよ。
  • A:田中さん、最近早く帰るね。B:そういえば、もうすぐ会社を辞めてお父さんの会社を継ぐそうですよ。
  • A:もうすぐ冬休みだね。何する予定?B:冬休みにしたいことといえば、やっぱりスキーだね。

【連想】

  • 北海道のお土産といえば、「白い恋人」が有名だ。
  • 日本の観光地といえば、なんといっても京都だろう。
  • 飲んだ後の締めといったら、ラーメンに限る。
  • お菓子と一緒に飲むものといえば、コーヒーですか、紅茶ですか。

【AといえばAだが】

  • 彼女はかわいいといえばかわいいけど、付き合いたいとは思わない。
  • 仕事は好きだといえば好きだが、ストレスも多い。
  • この街も都会といえば都会だけど、やっぱり東京の便利さには負ける。

【参考】類似文型

  • 〜といったら
  • 〜ときたら
Chiyo

日本語研究家、ブロガー、母1歳。 関西出身。神奈川育ち。20歳の夏カンボジアで出会った日本語ペラペラの現地ガイドに衝撃を受け日本語教師の道へ。慶應大学卒業後シンガポール3年半→フィリピン半年→共同通信系(アジア経済)記者→日本語別科助教。 2018.9.13 結婚、セブにて挙式 2019.11.21 女の子出産 お仕事の依頼はブログのお問い合わせフォームからお願いします!

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