【N2文法】<名詞>にしたら・にすれば・にしてみれば・にしても

CHIYO
JLPT対策・N2文法編です。89回目は立場・視点から言うとという意味の「<名詞>にしたら・にすれば・にしてみれば・にしても」という文型とその例文を紹介します。

<名詞>にしたら・にすれば・にしてみれば・にしても

  • 「Aにしたら・にすれば・にしてみれば・にしても」は「Aの立場で考えると、〜だろう。」という意味です。
  • 普通、Aには自分以外のがきます。(例外もあります。)
  • BにはAの気持ちや考えを推量する文がはいります

例文

  • 外国人にしたら、この日本語はわかりにくいだろう。
  • 学生にしたら、10000円は大金でしょう。
  • 彼女がなんとなく言った言葉だったが、言われた方にすればひどく傷ついただろう。
  • 恋人がいない人にすれば、クリスマスやバレンタインデーなどどうでもいい日に違いない。
  • 彼はもう30歳だが、親にしてみればいつまでも子どもに見えるのだろう。
  • 祖母は結婚してもずっと働き続けた。当時にしてみれば珍しい女性だったはずだ。

にしても

  • 彼は私にいろいろ不満があるようだが、私にしても同じだ。

【参考】類似文型

  • 〜からみると・からみれば
  • 〜からすると
  • 〜にとって
Chiyo

日本語研究家、ブロガー、母1歳。 関西出身。神奈川育ち。20歳の夏カンボジアで出会った日本語ペラペラの現地ガイドに衝撃を受け日本語教師の道へ。慶應大学卒業後シンガポール3年半→フィリピン半年→共同通信系(アジア経済)記者→日本語別科助教。 2018.9.13 結婚、セブにて挙式 2019.11.21 女の子出産 お仕事の依頼はブログのお問い合わせフォームからお願いします!

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