JLPT対策・N2文法編です。113回目は「しなさい・してはいけない」という意味の「<動詞辞書形/ない形>ことだ。」という文型とその例文を紹介します。
<動詞辞書形/ない形>ことだ。
「Aすることだ」は「Aしなさい。」、「Aしないことだ」は「Aしてはいけない。」の意味です。
- 「〜ことだ」は「〜が大切だ」の意味があり、アドバイスや忠告を与えるときに使います。
- 立場が上の人に使うことはできません。
例文
私:先生、テニスが上手になりません。
先生:まだ始めたばかりでしょう。テニスが上手になりたいなら、あきらめずに練習を続けることだ。
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私:最近よく寝られないんです。コーヒーもやめたし、運動もしています。
医者:夜、パソコンを見ていませんか。
私:はい、ゲームが楽しくて、つい。
医者:だめですよ。ちゃんと寝るためには、夜はパソコンやケータイをを見ないことです。
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母:ねえ、最近花子が私の言うことを聞かないのよ。
祖母:叱らないで、自由にさせなさい。楽しく子どもを育てるには、頑張りすぎないことだよ。
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A:最近彼女と意見が合わないよ。どうしたらうまくいくのかな。
B:意見が違うのは当たり前だよ。自分の意見が正しいと思ってはダメだよ。恋人とうまくいかない時は、謝ること、怒らないこと、そして意見が違うのは当たり前だと考えることだ。
【参考】類似文型
- 〜に限る
- 〜に越したことはない