【N2文法】<名詞>(+助詞)はもとより

CHIYO
JLPT対策・N2文法編です。27回目は「それに加えて」の意味である「<名詞>(+助詞)はもとより」という文型とその例文を紹介します。

<名詞>(+助詞)はもとより

「AはもとよりB」は「Aは(いうまでもなく)もちろん〜だが、Bも〜だ。」という意味です。

  • Aには話し手が当然のことだと考えているものが入ります。

例文

  • 車内では日本語はもとより、英語、中国語、韓国語のアナウンスも流れます。
  • 健康のためにはバランスがいい食事はもとより、ストレスを溜めないことも重要だ。
  • 私が育った町は、電車はもとより、バスやタクシーもありませんでした。
  • お酒を止めるには本人の強い意志はもとより、家族の協力も欠かせない。
  • 旅行中に風邪をひき、観光はもとより、ホテルから外に出ることもできかった。
  • テスト中は携帯電話を使うことはもとより、机の上に置くことも禁止します。
  • 仕事の能力はもとより、周りの人間とのコミュニケーションがなければ昇進はできない。
  • 母や祖母の時代は育休・産休という制度はもとより、女性が会社に雇用されることすらなかったそうだ。
  • 本を売るためには、優れた内容であることはもとより、戦略的な広告を出していく必要がある。

【参考】類似表現

 

Chiyo

日本語研究家、ブロガー、母1歳。 関西出身。神奈川育ち。20歳の夏カンボジアで出会った日本語ペラペラの現地ガイドに衝撃を受け日本語教師の道へ。慶應大学卒業後シンガポール3年半→フィリピン半年→共同通信系(アジア経済)記者→日本語別科助教。 2018.9.13 結婚、セブにて挙式 2019.11.21 女の子出産 お仕事の依頼はブログのお問い合わせフォームからお願いします!

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