<動詞/い形容詞/な形容詞/名詞>の普通形* だけに、〜。
*普通形ですが、な形容詞と名詞は「だ」がつきません。また「ーである」も使えます。な形容詞は<な形容詞+な>の形も使えます。
「Aだけに、B。」は「Aだから当然B」「Aだからその分もっとB」という意味です。
- 「他の場合ではなく、AだからこそBとなる」ということで、他の場合と区別して強調しています。
- 相反する二つを述べる場合も使えます。
- 例)去年は不合格だっただけに、今年は合格して嬉しい。
例文
- ミラーさんは東京に10年住んでいるだけに、 日本語が上手に話せる。/おいしい店をよく知っている。
- 今まで何度も失敗しただけに試験に合格した時はとても嬉しかった。
- 予想していなかっただけに、突然彼に結婚しようと言われた時は本当に驚いた。
- あの国はワールドカップで優勝するだろうと思っていただけに、負けた時は本当に残念だった。
- あのレストランは高いだけに、サービスも味も完璧だ。
- 彼女は若いだけに、怪我の治りが早い。
- あの人はいつも静かであるだけに、怒った時は本当に怖かった。
- 年末年始だけに、新幹線は朝から晩まで全て満席だ。
- 山口さんは3人の子を育てたベテラン母であるだけに、赤ちゃんの扱いに慣れている。
【参考】類似文型
- 〜だけあって(「普通Aだったら、当然B」の意味。いい評価をするときに使う場合が多いです。)
- 〜ばかりに