【N1文法】<名詞/文+の> をよそに、〜

CHIYO
N1の文法21回目です。無関係の意味を表す「<名詞> をよそに、〜」という文型の意味と例文を紹介します。

<名詞> をよそに、〜

「Aをよそに、〜」は、「(人/団体/会社)はAを無視して/気にしないで、関係なく、(Aにとってマイナスな)行動をする。」という意味です。
  • あきれた、困ったという気持ちを表します。
  • マイナスの意味の文が多いですが、それに当てはまらない文もあります。その場合は「感嘆した」という意味の文になります。
  • 話者自身のことには使いません。
  • 「よそ」は「他のところ」という意味です。

例文

  • 姉は両親の心配をよそに、毎晩遅くまで飲み歩いている。
  • 教師が注意するのをよそに、学生達は遅刻を繰り返している。
  • 彼女は周囲の反対をよそに、危険な地域でのボランティア活動を続けた。
  • 周りが就職氷河期で苦しんでいるのをよそに、A君は第一志望の会社からの内定を早々と勝ち取った。
  • 住民の不安をよそに、羽田から都心へ向かう新航路の計画が進んでいる。
  • 彼女の期待をよそに、今晩も彼からのプロポーズはなかった。
  • 彼が大事な相談をしているのをよそに、彼女はスマホの画面ばかり眺めている。
Chiyo

日本語研究家、ブロガー、母1歳。 関西出身。神奈川育ち。20歳の夏カンボジアで出会った日本語ペラペラの現地ガイドに衝撃を受け日本語教師の道へ。慶應大学卒業後シンガポール3年半→フィリピン半年→共同通信系(アジア経済)記者→日本語別科助教。 2018.9.13 結婚、セブにて挙式 2019.11.21 女の子出産 お仕事の依頼はブログのお問い合わせフォームからお願いします!

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