N1の文法60回目です。話題(非難)の意味を表す「<名詞>ときたら、〜」という文型の意味と例文を紹介しています。
<名詞>ときたら、〜
「Aときたら、〜」は「Aは、〜」という意味です。「きたら」の後ろには不満や非難など良くない意味の文がきます。
- Aの部分には人や物、機関が入ります。
- 話し言葉です。
- 「Aに困っている。」と言う気持ちを強調します。
- 言わなくても推測できる場合、「きたら」の後を省略する方法もあります。
- 後件に希望・意向の文(〜たい、してください、〜しましょう、など)はきません。
例文
- 佐藤さんときたら、仕事を後輩に任せて、自分だけ先に帰ってしまうんだ。
- 息子ときたら、やりたいことができたから、大学を辞めたいなんて言い出したよ。
- 彼女ときたら、僕と会話をしないで、料理の写真ばかり撮っている。
- うちの犬ときたら、飼い主に向かって大声で吠えてくる。
- この靴ときたら、一日履いただけで、ヒールがとれてしまった。
- 日本の会社ときたら、平気で残業しろなんて命令するから本当に信じられない。
- 格安航空ときたら、当たり前のように2,3時間遅れる。
- あのレストランときたら、見た目ばかりで量は少ないし味も良くない。
- 課長は仕事もできて、相談にも乗ってくれて頼りになる。けど、部長ときたら・・・。
- 最近のネットニュースときたら、嘘か本当かわからないようなデマばかりだ。
- NHKときたら、テレビもワンセグもないと説明しても、毎月契約しようと訪問してくる。