【N1文法】<文/名詞> とばかり(に)

CHIYO
N1の文法24回目です。様子の意味を表す「<文/名詞> とばかり(に)」という文型の意味と例文を紹介します。

<文/名詞> とばかり(に)

「Aとばかりに、〜」は「(実際にそうは言ってないけど)今にも〜と言い出しそうな、様子だ/行動をする」という意味です。
  • 発話文にそのままつきます。カギカッコ(「」)は付く場合も付かない場合もあります。
  • 話し手自身の様子には使いません。
  • 「ここぞとばかりに≒この時とばかりに」は慣用句的な表現です。

例文

  • 家へ帰ると、ポチは「待ってました」とばかりに尻尾を振った。
  • 北京で食べた麻婆豆腐は「これが本場の味だ」とばかりに辛かった。
  • 課長はこれ以上言うなとばかりに、田中さんの方を睨んだ。
  • ゴールの前が大きく開いたので、佐藤選手はチャンスとばかりにボールを蹴った。
  • 先週夏のセールが行われていたので、妻はここぞとばかりにブランド品を買っていた。
  • まだ試験中なのに、学生は「あきらめた」とばかりに眠り始めた。
  • もう話したくないとばかりに、子どもは部屋のなかに入ってしまった。
Chiyo

日本語研究家、ブロガー、母1歳。 関西出身。神奈川育ち。20歳の夏カンボジアで出会った日本語ペラペラの現地ガイドに衝撃を受け日本語教師の道へ。慶應大学卒業後シンガポール3年半→フィリピン半年→共同通信系(アジア経済)記者→日本語別科助教。 2018.9.13 結婚、セブにて挙式 2019.11.21 女の子出産 お仕事の依頼はブログのお問い合わせフォームからお願いします!

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