【N1文法】<名詞>にして【強調】

CHIYO
N1の文法75回目です。強調の意味を持つ「<名詞>にして」という文型の意味と例文を紹介しています。

<名詞>にして

  • 「AにしてB」は「Aという特別な段階・条件(時間、立場、年齢、回数)で」という意味です。
  • 後件にはその段階Aに合っていること、あるいは合っていないことを意味する文が続きます。
  • 「この親にしてこの子あり」は慣用句的な言葉です。「立派な親がいるから、子も同じように立派なのだ。また、よくも悪くも子は親の性質を受けつぐものだ。」という意味があります。

例文

  • 子どもの時から読み続けていた漫画が、20年目にしてついに最終話を迎えた。
  • あの映画の総動員数は3日間にしてすごい数になっているようだ。
  • 佐藤先生にして迷う問題だから、学生が間違うのも当たり前だ。
  • 誰もが知る大企業にして倒産する時代だから、正社員だからといって安心できない。
  • 大物カップルの娘がテレビに出ていたけど、背が高くて綺麗だったよ。この親にしてこの子ありといった感じだったよ。
  • 3度目の受験にして、やっとN1に合格することができた。
  • あの時部長が言っていた言葉の意味が、今にして初めて理解できました。

参考

 

Chiyo

日本語研究家、ブロガー、母1歳。 関西出身。神奈川育ち。20歳の夏カンボジアで出会った日本語ペラペラの現地ガイドに衝撃を受け日本語教師の道へ。慶應大学卒業後シンガポール3年半→フィリピン半年→共同通信系(アジア経済)記者→日本語別科助教。 2018.9.13 結婚、セブにて挙式 2019.11.21 女の子出産 お仕事の依頼はブログのお問い合わせフォームからお願いします!

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