【N1文法】<名詞修飾型>ものと思う・思われる

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CHIYO
N1の文法116回目です。判断を表す「<名詞修飾型>ものと思う・思われる」という文型の意味と例文を紹介しています。

<名詞修飾型*>ものと思う・思われる

*名詞は「<名詞>+の」ではなく「<名詞>+である」になります。な形容詞は「<な形容詞>+な」のほか、「な形容詞+である」も使えます。

【参考】基本の名詞修飾型とは(赤字は普通形と異なる部分)

動詞:食べる|食べない|食べた|食べなかった

い形容詞:おいしい|おいしくない|おいしかった|おいしくなかった

な形容詞:親切|親切じゃ(では)ない|親切だった|親切じゃ(では)なかった

名詞:学生|学生じゃ(では)ない|学生だった|親切じゃ(では)なかった

  • 「Aものと思う」は「当然Aだ。」という意味です。確信があるときに使います。
  • 「Aものと思われる」は「Aだろう。」という意味です。推測するとき使います。
  • 「Aものと思われる」はニュースの報道などでよくつかわれます。

例文

【ものと思う】

  • 課長は飲み会に参加するものと思うが、念のため直接聞きましょう。
  • リンさんはもう家に着いたものと思うが、心配だから連絡してみます。
  • 旅行客は日本語がわからないものと思っていたが、簡単な日本語なら通じる人が多いそうだ。
  • 東京は物価が高いものと思っていたが、自分の国とあまり変わらなかった。
  • 私は結婚は幸せなものであると思うが、意見は人それぞれだろう。
  • 水は無料であるものと思っていたが、この店ではお金を払わなければならないそうだ。

【ものと思われる】

  • 台風10号は今晩から明日にかけて北に向かうと思われます。
  • この寺のデザインは当時の中国の建物を真似したものと思われます。
  • IPS細胞を利用した手術は、数年後実用化されるものと思われる。
  • 当時の日本人の身長は今より10センチ以上低かったものと思われます。
  • この写真から、犯人はこの男であることは明白なものと思われる。
  • 今回の火災の原因はたばこの火であるものと思われます。

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