(丁寧に説明する必要がある語彙)
向かう:「〜へ/に 向かう」の形で使う。
のろのろ運転:のろのろは「遅い」の意味。のろのろ歩く、仕事する、動く、などという使い方もある。
うつる:①写る→写真に写る。②映る→後ろの車がバックミラーに映る
渋滞する:自動詞「〜が渋滞する」
たまる:①溜まる→ストレスが溜まる、ゴミが溜まる②貯まる→お金が貯まる
済ませる:他動詞「〜を済ませる」
目を通す:例)資料にさっと目を通す
週日:類義語は「平日」⇔週末
〜までもない:「言うまでもない」は当然なので言う必要がない、という意味。
済む:自動詞「仕事が済む」
打ち合わせ:何かをする前に相談すること。
〜者(しゃ):経営者、科学者、記者、関係者など
うまくやる:無事に、上手に何かを成功させると言う意味。
潤滑油:ここでは、「手伝うもの」の意味で使う。例)接待は仕事の潤滑油だ。
茶漬け:(写真を準備しておく。簡単にできる食べ物だと説明しておく)
一息つく:「ちょっと休む」の意味
解消:ストレス解消、不安を解消する、など
クラクション:和製英語なので注意して説明する。英語では「a hom,a honk,a beep」 などと言う。
鳴らす:他動詞で「〜を鳴らす」と使う、自動詞は「〜が鳴る」
痛む:動詞。胃が痛む、心が痛むなど
普通形ですが、例外でな形容詞と名詞は「だ」がつかず、「な形容詞+な」「名詞+の」の形になります。「ーである」も使えます。
「ようでは」はそのような様子だったら、という意味で「もしその様子だったら、いつかこうなる」という表現の文型です。後件は悪い結果を言いますのでアドバイス的な表現は使えません。
A:Bさん、もう12時半ですよ。お昼ご飯を一緒に食べませんか。
B:お先にどうぞ。ちょっと忙しくて。
A:最近働きすぎじゃないですか。ご飯も食べずに働いているようでは、体を壊してしまいますよ。
B:そうですね。ちょっと休憩します。
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A:また遅刻?今週3回目じゃない?
B:朝が弱いんだよ。
A:でも、そんなに遅刻するようでは、いつか会社をくびになっちゃうよ。
B:ありがとう。気をつけるよ。
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A:いつか医者になって人を助けたいんだ!
B:頑張ってね。あ、痛い。紙で少し指を切っちゃった。
A:ぎゃーー血だ!怖い!
B:血を見て怖がっているようでは、医者になれないよ。
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A:いつか外国で働いてみたいんだ。ずっと家族と一緒だから、一人暮らしもしてみたいんだ。
B:料理はできるの?
A:ううん、洗濯も掃除も全部お母さんがしてくれるから・・・
B:自分で家事もできないようでは、外国で一人暮らしをするのは大変だと思うよ。
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パーティーで素敵な人に会いました。連絡先を交換しましたが、全然連絡がありません。あの人と親しくなるのは難しいかもしれない。
→連絡先を教えたのにメールさえくれないようでは、あの人と親しくなるのは難しいかもしれない。
作文
文句ばかり言っているようでは、_____________________。
_______________ようでは、JLPTの合格は難しいでしょう。
答えがわからないときに使います。本当は知っているのにわからないふりをするときも使います。
A:リーさんがいませんね。今日は休みでしょうか。
B:さあ。私の方にも連絡はないですよ。
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A:プロポーズ、なんて言われたんですか。
B:さあね。忘れちゃったよ。
A:本当に?
話したい相手の都合を確認するときに使います。何人かで話していて、自分の意見を言いたい時にも使います。
A:先生、ちょっとよろしいでしょうか。
B:どうぞ。どうしましたか。
A:この文法がわからないので、教えて欲しいんです・・・。
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A:では今日の会議はここまでにしましょう・・・
B:ちょっといいですか。私はやっぱり反対です。もう一度考えた方がいいと思います。
<疑問詞>+<動詞普通形>かと、〜
<動詞辞書形/ない形>+ように
〜たら、〜ば、〜なら
A:Bさんはどうして日本語を勉強しているの?
B:国へ帰ったら、通訳になろうと思っているんです。
→Bさんは将来通訳の仕事をしようと日本語を勉強しています。
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T:これはおせちと言います。お正月に食べます。今年一年幸せになれるようにというお願いを込めて食べます。
→毎年正月は今年一年幸せに過ごせるようにと、おせち料理を食べます。
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A:Bさんは毎週ボランティアをしているそうですね。どうしてなんですか。
B:困っている人を見て何もできないのは嫌だったんです。少しでも社会の役に立てればとボランティアを始めました。
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学生は疲れたようです。いつ授業が終わるかと、時計を何度も見ています。
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A:ああ、テストの日は本当にイライラするよ。
B:本当に疲れたね。これからカラオケでも行かない?
A:いいね!
→ストレスを解消しようとカラオケに行った。
逆接「ても」に近い意味です。後件には諦めたような気持ちや判断を表す表現が入ります。
明日からヨーロッパ旅行に行きます。楽しみです。
次の日起きました。あれ?もう9時です。飛行機は9時半に出発します。もしタクシーに乗ります。それでも間に合わないだろう。
→タクシーに乗ったところで、絶対間に合わないだろう。
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A:友達の漫画にコーヒーをかけてしまいました。文字もよく読めません。
B:じゃあ新しいのを買ったらどうですか。
A:これ、もう売られていない珍しい漫画なんです。どんなに謝っても彼は許してくれないと思います。
→どんなに謝ったところで、彼は許してくれないと思います。
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買い物していたら、素敵な服を見つけました。とてもきれいで、見たことがないデザインです。買いたい・・・。でも、やっぱりやめました。この服を買います。でも着ていくところがありません。
→たとえこのきれいな服を買ったところで、着ていく場所がない。
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あ、明日はテストです。急に思い出しました。明日のテストの科目は数学と英語と歴史・・・ダメだ。
→今から勉強したところで、結果は同じだろう。
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リーさんは働いている有名な会社を辞めて一人で世界中を旅したいと思っています。でも妻はお金が好きだし、もうすぐ2人目の赤ちゃんも生まれる・・
→いくら説明したところで、妻は理解してくれないだろう。
作文
約束した時間になりましたが、友達が来ません。もう1時間も待ちました。
→1時間も待ったのだから、これ以上待っても彼は来る(こ)まい。
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今晩は花火大会だ。最近雨が多いので少し心配だったが、今日はこんなに星が見えるので雨は振るまい。
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来週はメアリーさんと初デートだ。インターネットで調べよう。このレストランはミシュランの三つ星だ。初めていくが、三つ星のレストランだからまずく(は)あるまい。
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A:田中さん、宝くじに当たったらしいよ。信じられない。
B:へえ。田中さんは正直な人なので、嘘で(は)あるまい。
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今日は眠いです。先生が「リピートしてください」と言いますが、しませんでした。
→学生がたくさんいるので、一人ぐらいリピートしなくても気付くまいと思った。
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A:明日ABCレストランに行こうよ。
B:あそこは有名だから1週間前に予約しないと無理でしょう。
A:電話してみるよ。・・予約できたよ!
B:えっ本当?
→あのレストランは人気なので、前日に電話しても予約できるまいと思っていた。(ができた)
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私の彼は優しいです。遅刻しても、料理に失敗しても全然怒りません。でもこの前他の男の人と食事しました。すごく怒りました。びっくりしました。
→私の彼は優しいので、何をしても怒るまいと思っていた。(が怒った)
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私はとても丈夫です。病気になったことがありませんでした。この間寒い中コートを着ないでずっと遊びました。初めて風邪をひきました。
→私は丈夫なので、寒い中外で遊んでも風邪をひくまいと安心していた。(が、実際は引いてしまった)
「思っていた」「安心していた」はそう推量していたが実際は反対の結果になったと言う意味であることをちゃんと説明しておきましょう。
普通形ですが、な形容詞と名詞は「だ」ではなく「な」がつきます。
リーさんは最近アルバイトが忙しくてなかなか宿題をする時間がありません。
→もし宿題をしなければ、日本語が下手になってしまう。でもありバイトが忙しいのだから、宿題が出せなくてもしようがない。
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リンさんはなかなか大学に合格しません。この間最後の学校の試験を受けました。
→もし大学が決まらなければ、国へ帰らなければならなくなってしまう。でも結果を見るまではどうしようもないのだから、考えてもしようがない。
例文
リーさんは大学4年生です。来年から働く会社を探しています。
→アルバイトなら、どんな仕事でもいいのだが、少しでもやりがいのある仕事をしようと思うと、そう簡単には見つからない。
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(バレンタインデーが近いなら)
義理チョコなら店で買ったものでもいいのだが、本当に好きな人に少しでも気持ちを伝えたいと思うと、自分で作った方がいい。