【N1文法】<名詞>とて〜、<名詞修飾型>こととて

Japanese Lesson
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CHIYO
N1の文法123回目です。「<名詞>とて〜、名詞修飾型こととて」という文型の意味と例文を紹介しています。

<名詞>とて〜、<名詞修飾型*>こととて

*動詞の否定は「〜ない」のほか「〜ぬ」という言い方もできます。

  1. 「Aとて」は「Aも」「Aでも」という意味です。
  2. 「Aこととて」は「Aだから」「Aということで」という意味です。謝るときや、許して欲しい時などによく使います。
  • 書き言葉で古い印象の表現です。

例文

【Aとて】

  • いくら優しい彼とて、あまりにひどいことを言えば怒るのは当然だ。
  • 夫婦とてお互いのことを完全に理解していることはないでしょう。
  • 悪いことをしたら謝らなければならないことは、子どもとて知っています。
  • 今日は重大な会議があるので病気とて休むわけにはいかない。

【Aこととて】

  • 子どものしたこととて、許していただけないだろうか。
  • 佐藤さんはこの仕事にまだ慣れぬこととて、失敗が続いている。
  • 急なこととて、相談せず決めてしまい、申し訳ありません。
  • 田舎のこととて、大したものはございませんが、ごゆっくりお過ごしください。
  • 運転は初心者のこととて、あまりスピードは出さないで行きます。
  • 両親も高齢のこととて、来年から一緒に住むことにしました。

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