N1の文法71回目です。結末・最終の状態を表す「<動詞辞書形>始末だ」という文型の意味と例文を紹介しています。
<動詞ます形>っぱなしだ
- 「ます形」ですが、「ます」は省略されます。
- 人の行為をいう場合と物の状態をいう場合があります。
人の行為:<動詞ます形>っぱなしにしている
物の状態:<動詞ます形>っぱなしだ
- 「Aぱなしだ」は「Aという状態が続いている。」という意味です。
- 本当はそうしないほうがいい行為に対して使います。どうしてしないほうがいいのかも確認しながら導入します。
- 怒りや非難の感情が入っています。
例文
人の行為
- あ、おじいちゃんまた冷蔵庫のドアを開けっぱなしにしてる!
- ああ!急いでて電気をつけっぱなしにしちゃった。
- 水道代がかかかるから、水を出しっぱなしにしないでね。
- 子どもたちは毎朝服を脱ぎっぱなしにしています。
- 息子は食器を置きっぱなしにして、スマホに夢中になっている。
- アイロンをつけっぱなしで火事になるところだったよ。
- 火をつけっぱなしにしたまま外出するなんて絶対だめだよ。
- 包丁を出しっぱなしにしてたら危ないから、洗ったらすぐしまってね。
- 一日中座りっぱなしや立ちっぱなしの仕事は腰に負担がかかりやすい。
- いつまでもやられっぱなしじゃいられない。そろそろ反撃の時間だ!
物の状態
物が主語になる場合、助詞「〜を」は「〜が」になります。
- あなた、また洗面所の水が出しっぱなしだったわよ。
- テレビがつけっぱなしだけど、息子はどこに行ったのだろう。
- 虫が入ってきたぞ・・・ああ!窓が開けっぱなしだ。
- お酒が出しっぱなしになっていたから、子どもが飲みそうだったよ。
- お風呂の水が出しっぱなしになっていて床が濡れてしまった。
- プレゼント用にお願いしたのに、値札が付けっぱなしになってる。