N1の文法51回目です。理由・原因を表す「<名詞>ではあるまいし」という文型の意味と例文を紹介しています。
<動詞/い・な形容詞/名詞の普通形*>とあって
- 「では」の部分は、会話では「じゃ」になることもあります。
- 「普通体+わけ/の/ん+では(じゃ)あるまいし」という形もあります。
「AではあるまいしB」は「Aならそのようなことがあるかもしれないけど、実際はAじゃないのだから、B」という意味です。
- 後件Bには非難・忠告・判断などがきます。今の状態を否定するような意味の文が入ります。
例文
- 新入社員ではあるまいし、基本的なことは説明する必要ないと思います。。
- 病人じゃあるまいし、そろそろ起きて活動しなさい。
- 飛行機は初めてではあるまいし、そんなに緊張しなくてもいいんじゃない?
- 宿題ちょっとだけ見せてよ、減るものじゃあるまいし。
- 江戸時代ではあるまいし、上司に反対意見を言うのは当然だ。
- 有名人じゃあるまいし、毎日SNSで自分の生活を紹介するなんて恥ずかしい。
- プロではあるまいし、ちょっと失敗したって大丈夫ですよ。
- 世界の終わりじゃあるまいし、そう落ち込むなよ。明日やり直せば、修正できるだろう。
- ドラマじゃあるまいし、そんな都合のいいように行くと思ってるの。
- 一生会えないわけではあるまいし、そんなに泣かなくてもいいでしょう。
- 北極へ行くのではあるまいし、着すぎじゃないですか。
- 子どもじゃあるまいし、身の回りの家事ぐらいするべきです。
- 結婚は早いもの勝ちというんじゃあるまいし、自分に合う相手をちゃんと選んだ方がいいよ。
- 落ちたと決まっているわけではないし、結果が出るまで静かに待ちましょう。