時間関係の文法3回目です。ここでは「〜なり」の意味と例文を紹介します。
<動詞辞書形>なり〜
意味:「Aなり、B」で、「Aすると、すぐB。/ Aとほぼ同時にB」という意味です。
- 第3者が、何かしたすぐ後に予想外のことをした時に使います。
- 前後の主語は同じです。
- 後件は意思的な動作がきます。命令・推量を表す表現はこの文型の後に続きません。(〜しろ、〜でしょう、〜かもしれない。等)
例文
- 弟は帰宅するなりテレビをつけた。好きな番組が始まる時間だったそうだ。
- 子どもはカレーを一口食べるなり、吐き出した。ちょっと辛かったようだ。
- 部長は客からの電話を切るなり、大きなため息をついた。
- 乗客は電車のドアが開くなり、降りる人を待たず中に入ろうとした。
- 佐藤さんは目の前の人が偉い人だとわかるなり、態度を変えた。