JLPT対策・N2文法編です。107回目は「ただ〜だけだ」という意味の「<普通形>に過ぎない。」という文型とその例文を紹介します。
<普通形だ*>に過ぎない。
接続について
- 普通形ですが「な形容詞」と「名詞」の「だ」は消えます。また「ーである/ーだった」と言う形が使えます。
漢字について
- 過ぎない:「すぎない」と読みます。
「Aにすぎない」は「ただAだけだ。」とい意味です。
- 「すごいことではない・大したことではない・〜しかない・少ない」という軽視の気持ちがあります。
例文
- フランス語ができると言っても、基本的な日常会話が話せるに過ぎません。
- 最近は外見がいいに過ぎない人より、個性的な俳優の方が人気がある。
- 彼女は母親が有名であるに過ぎないのに、いつも偉そうにしている。
- 日本の会社における女性管理職の比率は、ほんの10%に過ぎない。
- 私はただのアルバイトに過ぎないので、責任は取りません。
- 言葉はあくまで道具に過ぎない。何を持っているかではなく、どう使うかが大切なのです。
- 今の時代、結婚することは人生の選択肢の1つであるに過ぎない。
- その男の話はこの村の伝説に過ぎない。
- 今回逮捕した経営者は氷山の一角*だったに過ぎない。(ひょうざんのいっかく:他にも悪いことをしている人はたくさんいる、と言う意味です。)
【参考】類似文型
- ただ〜のみ。
- 〜にほかならない。