JLPT対策・N2文法編です。43回目は「いつも」の意味の「<動詞辞書形/名詞>につけて」という文型とその例文を紹介します。
<動詞辞書形/名詞>につけ(て)
- 「Aにつけ(て)B」は「Aをすると、いつもB。」「Aのたびに、自然とB。」という意味です。
- Bには自然に起こる気持ちや状況が入ります。
- Bには意思表現は入りません。ただし「機会があるたびに」という慣用句の「何かにつけ」の場合は様々な表現がきます。
例文
- あの音楽を聴くにつけて、学生時代が思い出される。
- 日本チームの活躍の様子をテレビで見るにつけて、勇気がもらえます。
- 彼の「明日からダイエットする」という言葉を聞くにつけ、つい笑ってしまいます。
- 国の家族の写真を見るにつけ、帰りたくてたまらなくなる。
- 子どもが笑うにつけ、信じられないほど嬉しい気持ちになる。
- 災害の様子を聞くにつけ、私も役に立つことをしたいと強く感じる。
- 彼女の小説を読むにつけ、人間が生きる意味は何かと考えさせられる。
- 昨日恋人に言われたことを思い出すにつけ腹が立つ。
【慣用句】
- 新しい部長は何事につけ、慎重に進めるタイプだ。(=どんなことも)
- 外見が美しい人は何かにつけ得をしているように思う。(=機会があるたびに)
【参考】類似表現
- 〜たびに