初夏のヨーロッパ旅行記24(ウィーンのカフェ編)

ウィーンはカフェ文化発祥の地です。街には長い間育まれてきたカフェ文化が根付いています。その昔、ウィーンに攻めて来たオスマン・トルコ軍が攻撃に失敗してコーヒー豆を置いて行ったのが始まりだと言われているそうです。

老舗で格式高い「カフェ・ザッハー」

1882年にフランツ・ザッハーがザッハー・トルテ(チョコケーキ)を考案して一躍有名になった「カフェ・ザッハー」。ホテル「ザッハー」に併設しています。平日の午後4時ごろに行ったところ並ばず入ることができました。

深い赤色の壁が重厚感を漂わせます。店内は各国からの観光客でいっぱいでした。甘いものが好きだったという皇后エリーザベトもこちらを見つめています。

メランジェ(カプチーノ)とザッハートルテの定番のセット。ケーキは周りのコーティングチョコが厚くてチョコレートを食べている感が強いです。ケーキはちょっと甘めですが、生クリームには砂糖が入っていないので一緒に食べるとちょうど良くなります!おいしかった!

ハプスブルク家御用達の「デーメル」

こちらも1786年に開業した老舗です。カフェ・ザッハーとは「どちらがザッハートルテの元祖を名乗るか」という戦いを7年もしていたそうです。残念ながらこちらはオリジナルとはなれず、「デーメルのザッハトルテ」という表記を用いています。こちら入り口のショーケースでケーキを注文してから席に着きます。

デーメルのザッハートルテとカフェラテです。ザッハーのものよりコーティングのチョコがやや薄めです。スポンジとチョコの間にのみあんずジャムが塗られています(ザッハーのはスポンジの中に層になって塗られています)。こちらの方が上品な感じでしょうか。どちらも美味しいのでせっかくウィーンにきたなら、はしごして行くのがオススメです。

気分は子牛!RAWMILKが飲める「Cafe Meierei」

最後にちょっと変わったカフェに行ったのでご紹介します。ウィーンに住んでいた方に教えてもらった乳製品カフェです。

ドナウ川沿いにあるモダンなお店です。おしゃれな地元の人で賑わっていました。

この看板が目印です!遊び心がある感じ、好きです。

こちらが注文した「生牛乳」です。黄色いですね。(大きい瓶はテーブルにある置き物ですよ。)月曜日から水曜日しか飲めないと書いてあったので期待して飲んでみました!味の感想としては・・・母牛の乳首から直接ミルクを飲んでいる感じ!でした。よくいえばワイルドアンドフレッシュ!よくなくいえば牛っぽい臭いがしました。他にも普通の牛乳、ヤギのミルク、カルピスミルクなどあったのでそちらはもっと飲みやすいかもしれないです。でも特別な経験ができたのでよかった!経験はプライスレス!

 

 

Chiyo

日本語研究家、ブロガー、母1歳。 関西出身。神奈川育ち。20歳の夏カンボジアで出会った日本語ペラペラの現地ガイドに衝撃を受け日本語教師の道へ。慶應大学卒業後シンガポール3年半→フィリピン半年→共同通信系(アジア経済)記者→日本語別科助教。 2018.9.13 結婚、セブにて挙式 2019.11.21 女の子出産 お仕事の依頼はブログのお問い合わせフォームからお願いします!

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