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日本語学校のイベントに参加してみましょう!【東京明生日本語学院さん文化祭】

夏といえばイベント!

日本語教師の皆さん、夏休みに入って、授業準備に追われる日々から解放されているところでしょうか。

だいたい1ヶ月ぐらい休みがある人が多いと思います。どんな先生もとにかく貴重な夏休みです。ぜひ楽しんでください。

また、教案の整理、文法の勉強、研究レポートなどのブラッシュアップもできるチャンスです。暑すぎて遊びたくないなら、無制限にwifiが使えるタリーズコーヒーなどで知的に過ごすのもありですね。

それから、夏と言えばイベントです。もし近くの日本語学校や大学の留学生科でイベントが開催されていれば、足を運んでみましょう。

日本語教師になる、目指す人は海外の文化に興味がある人が多いはずなので、きっと面白いと思いますよ。

授業ではあれれという学生も教室を離れると、違った顔を見せてくれます。日本語能力に関係なくみんな自分の国の話をするのが上手で、非常に頼もしく見えます。

というわけで、7月27日の土曜日に招待していただいた東京明生日本語学院さんの文化祭がとても素敵だったので、その様子を少しお見せします。

特にブログにあげる予定ではなかったので、写真が少ないです!ちゃんと撮ればよかったですね・・・。

東京明生日本語学院は両国駅から徒歩9分ぐらいの場所にあります。中国、ベトナム、フィリピン、ウズベキスタン、ブータンなどの国から学生が来ているそうです。

学校のホームページ

東京明生日本語学院

各国ブースでは、自国の紹介が行われました。

国ごとにブースを作って、言語、料理などの紹介をしていました。3ヶ月前に来たばかりと言う学生も頑張っていました。一人で行った私に、積極的に話しかけてくれました。

ブータンのブースです。「お休みなさい」の言い方を教えてくれています。ブータン語の発音は日本語に近いそうですよ。ただ漢字が難しくて大変だとのこと。そうだよね・・・。確かに会話はとても自然で上手でした。

左上のブータンの龍の国旗は複雑で、色や柄に一つ一つ意味が込められているそうです。龍の爪の先には宝石がついていて、富を象徴しているそうです。そのあとスマホを使って王族について語ってくれました。王族はみんな美形だそうです!確かに・・・。

この子供はブータンの国民的なアニメのキャラクターです。プリントの質が悪くて似ていない・ダメだとなんども言っていました(笑)

学生は準備の時に気づいていたけど、先生にもう一度印刷してほしいと言うのが申し訳なかったので我慢したそうです。ブータンの国民性って日本と近いのかな。でも言ってよかったんだよ!おそらくこれは日本でいう「おしん」のようなアニメです。


料理は全て売り物レベルです。

各国料理は全て無料でふるまわれました。こちらはウズベキスタンの「シャシリク」という焼肉のような料理です。香辛料が効いていて美味しい!どんどん運んできてくれます。

ウズベキスタンの「プロフ」という料理です。香辛料が効いたチャーハンで、めちゃくちゃ美味しい。朝早くから学生が作ったそうです。場所が違えば普通に売れるレベルです。

ベトナムの揚げ春巻きもいただきました。ハノイで食べた味そのものです!!ベトナム料理は塩分が優しくて健康的な味ですよね。暑い中、揚げ物を頑張った学生に拍手。大きいの4本、全部いただきました。

その他、タピオカミルクティー、水餃子、トッポッキもいただきました。お腹いっぱいになりました!

dogと言わないで犬を教えられますか?

また、養成講座の先生が主催の日本語教師体験、日本語教師クイズなどにも参加させてもらいました。教師体験といっても、その学校の先生と料理を食べながらおしゃべりしたのがメインですが・・・。

あ、その中で印象に残ったクイズがあったので、よかったら皆さんも自分の答えを考えてみてください。

 

いきなりですが、クイズ!!

クラスで「犬」の意味を媒介語なしで教えるなら、どうしますか。

さあ、皆さんなら、どうやって教えますか?(私の回答は下に)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは私の答えです・・・

  1. 四つ足で歩く犬のふりをして、リアルに「ワンワン」という。(形態模写と言います。)
  2. 一部わかっていない学生、答えに不安な学生がいるはずなので、同じ国の学生と母国語でいいから、お互い確認してと指示する。

でした。

あ、そんなゆるい感じなんだ?というツッコミが聞こえてきます(笑)

特にセオリーがあるわけじゃありませんが、実際の授業で学生に単語の意味を聞かれたらこうするかなあと思って答えました。

「こんな答えでいいですか」と担当者に聞いたところ「それでいいんですよ。」といっていただけました。ほ。他には絵を描いたり、写真を出してきたりなど、単語のレベルに応じていろいろできますよね。

なお、人によっては「翻訳した語が使えないなら、説明は難しいですよ・・・。」といって、お手上げ状態になってしまう方もいるそうです(驚)つくづくその場の臨機応変な対応が求められる職ですね。

先生たちと話すのは楽しいです!

というわけで、招待してくださった先生、私と絡んでくださった先生、学生さん、本当にありがとうございました。とても楽しかったです。

イベントに行くとその学校の色がよくわかります。アンテナを張って情報を集めて訪問してみてください。日本語の先生はフランクな人が多いので現場の貴重な生情報を惜しげも無く教えてくれるはずです。

本当にお世話になりました。

この記事をご覧くださった関係者の方、行ける範囲であれば伺いたいと思いますのでまたイベントがある際はお声がけください。

 

Chiyo

日本語研究家、ブロガー、母1歳。 関西出身。神奈川育ち。20歳の夏カンボジアで出会った日本語ペラペラの現地ガイドに衝撃を受け日本語教師の道へ。慶應大学卒業後シンガポール3年半→フィリピン半年→共同通信系(アジア経済)記者→日本語別科助教。 2018.9.13 結婚、セブにて挙式 2019.11.21 女の子出産 お仕事の依頼はブログのお問い合わせフォームからお願いします!

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