暑すぎて何を食べていいかわからなくなった真夏の祝日(しかしお腹はすいてます)。「美味しい冷麺が食べられる店があるよ!」との情報をもらい、電車に乗って、
「平壌冷麺食堂園」さんまで向かうことにしました。お店は蒲田駅西口から5分の場所にあります。こちらではそれを日本風にアレンジした盛岡冷麺が食べられることで有名です。一口に冷麺と言ってもいろいろ種類があるんですね!
焼肉の締めに注文する人も多い冷麺ですが、実はルーツは北朝鮮にあるそうです。本場平壌にはおいしい冷麺屋さんがたくさんあるそうです。
こちらが外観です!のれんが渋い!
店内はあまり広くなく、お客さんが1組出ては入っていく感じでした。並んでいる長い列はいませんでした。私たちが行った時たまたま前のお客さんが出て行った直後だったので待たずに入店できました!
1分外で待つのも嫌な暑い日だったので、嬉しかったです!
こちらが正面から見た様子です。歴史を感じさせるメニュー写真やのれんですが、店員さん、お客さんの雰囲気が活気があり見てすぐ「当たり」の店であることがわかります。
ホールはよく日に焼けた強そうなおばあちゃんが一人で回しています。お客さんはみんな子どもか孫のような感じで接客していました。こういう距離感が近い接客は久しぶりです。
忙しい日だったので時々違うテーブルに料理を持って行ったり、注文メニューが違ったりしたけど、カジュアルに「あ、ごめん違うわ!作り直すね。時間かかるけど、いい?」と訂正していたのが面白かったです。私は過剰に丁寧な接客やロボットのような対応が少し苦手なので、ちょうどいい感じでした。
半分以上は常連客のようです。だいたい「冷麺・中辛」を注文していました。
一人で来た人たちはは結構小さいテーブルに向かい合って相席するよう指定されていました。これは人見知りにはちょっとつらいかも(笑)
メニューはこんな感じです。「昼はお肉は焼かないよ」と説明されました。これだけあれば十分です。私はは平壌冷麺・中辛と海鮮チヂミをオーダーしました。
どれもおいしそうです!元気が出そうなメニューばかりです。
贈り物用ギフトも販売しています。
まずは海鮮チヂミからきました。小ぶりで薄めな感じで、海鮮はアサリやイカや小エビがのっています。やさしい味付けで、家庭的な印象です。
変な脂っぽさもなく、ぺろっと食べられます。私はすごく好きです。味付けこってり派の夫は少し物足りない様子でした。こちら、冷麺の次に注文している人が多かったです。冷麺はオーダー後に作り始めるため時間がかかります。セットにするか、こういうサイドメニューを先に注文した方がいいと思います!
そして10分後に・・
平壌冷麺がきました。
透き通ったスープにカクテキの色が溶けて綺麗な夕焼けみたいです。他にきゅうり、卵、牛肉のチャーシュー、ごまがトッピングされています!スープ全然油が浮かんでいないのに牛肉を長時間煮込んだコク深い風味がします。天然コラーゲンたっぷりな上品な味。
麺は透明でパスタとうどんとこんにゃくの中間のような食感です。噛むと味が出てきます。牛肉のチャーシューも柔らかいジャーキーのようで美味しい!
とにかくすっごく味が深い。めちゃくちゃこだわって丁寧に作っているのがわかります!お店の方によると
「スープはどんぶりごと口に持って飲みほすスタイル」
だそうです。むしろこのスープだけで前菜になるレベルです。カクテキは甘めで、中辛にしましたがはほぼ辛く無かったです。(私はココイチの一番辛いカレーもいける人です。)
でもこのお店の最大の魅力の牛肉のだしの味を楽しめるのでこれでちょうどよかったと感じました。刺激が欲しい人は大辛以上の方がいいと思います。
お店を出た後もしばらく幸せの余韻が続きました。また暑いうちに食べに行く予定です!