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留学生の最新動向③ネパール人

 

さて、留学生シリーズ第3弾です。今回は中国ベトナムに続き3番目に数が多い※ネパール人についてご紹介します!

※平成29年度のデータで21500人(日本学生支援機構より)

①人気の進学先

専門学校(ビジネス系/観光系)へ進む学生がほとんど。

国へ帰って「自分の店を持ちたい」「ホテルを経営したい」という野心溢れる学生は大体このコースへ行きます。

しかし現実としてネパール人留学生は出稼ぎ目的で留学していることも多いです。そんな学生は留学生ビザがもらえる学校ならどこでもいいや〜という感じで適当な専門学校のビジネスコースへ行きます。

ネパール人の出稼ぎ目的の留学は問題視されることも多いです。確かに、アルバイトで疲れてろくに授業も聞かない学生を見ているとがっかりしてしまうこともあります。

でも国内の雇用が少なく、彼らは生きていくために頑張っているだけなんですよね。誰も悪くない。

雄大な大自然の中からこんなコンクリートジャングルに飛び出してきて学費を払いながら働いて、必死に日本語も覚えて・・・。

私は彼らに何ができるのか日々自問自答です。

①勉強スタイル

とにかく聞いて話して身につける!発音も綺麗です。

ネパール語は母語が12個もあるそうで5つの母語だけでなる日本語の発音はとても簡単に

聞こえるそうです。よってとにかくリピートさせ、耳で覚えさせるのが一番です。文法の説明や書き練習では寝てしまう学生もいるのでとにかく楽しく声に出して丸ごと暗記させてしまいます。

コンビニで日本人のような発音で友達みたいな話ぶりでレジを打つ外国人店員がいたら、きっとネパール人ですよ。

 

間違えやすい日本語

①「〜先生。」

文章の区切りごとに「先生」と言ってしまう学生がいます。

「昨日先生、アルバイトで疲れましたから宿題を忘れました先生。ごめんなさい先生。」

・・・という具合です。英語の「Yes,sir」のサーのような感じでしょうか。

私は悪い気はしないのですが、人によっては苦手な人もいるかもしれませんね。

Chiyo

日本語研究家、ブロガー、母1歳。 関西出身。神奈川育ち。20歳の夏カンボジアで出会った日本語ペラペラの現地ガイドに衝撃を受け日本語教師の道へ。慶應大学卒業後シンガポール3年半→フィリピン半年→共同通信系(アジア経済)記者→日本語別科助教。 2018.9.13 結婚、セブにて挙式 2019.11.21 女の子出産 お仕事の依頼はブログのお問い合わせフォームからお願いします!

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