【教案】初級会話⑪数字(1000〜10000)・いくらですか

①数字の復習と導入(1000〜10000)

・はじめに前回までの数字1〜1000までをざっと復習しておきます。

 

・まず1000〜10000まで板書します。

 

1000  2000  3000  4000  5000

6000  7000  8000  9000  10000

 

赤いアンダーライン以外の数字を順にリピートさせましょう。

その後特別な読み方の赤いラインの数字を読ませます。

 

1000・・・「せん」が基本的な読み方です。ただし強調させたい場合は

「いっせん」とも読みます。

(例)21000 ←「にまんせん」より「にまんいっせん」という方が

わかりやすい。

 

3000・・・「さんん」←「せ」が濁音になります。

8000・・・「はせん」←「ち」が「っ」になります。

 

・順番に言わせたり、ランダムに言わせたり、全員で合唱したり、

個人で当てたりして十分に練習させます。

 

・次に10000〜100000(10万)まで導入します。

 

板書

10000  20000  30000  40000  50000

60000  70000  80000  90000  100000

 

こちらの数字は特別な読み方はしないので

「万(まん)」の発音だけチェックしながら

簡単に練習させます。

 

・その後1〜100000までの数字を書いて練習しましょう。

 

板書

1001  3600  6900  8993 9800

12999  27000   52222  83333  100000

 

理解が早い学生とそうではない学生をペアにして

数字を読み上げる練習をさせましょう。

読み方に慣れてきたら終了です。

 

②物の値段(〜円)

・〜円の導入

 

イラストなどを見せながら

リピートします。

(絵は「いらすとや」さんからお借りしました。)

 

☆日本国外で教えている方はその国の通貨の

日本語読みを教えてあげましょう。

(「dollar」だったら「ドル」)

 

T:「いちまんえん」

 

 

T:「ごせんえん」

 

T:「せんえん」

 

T:「ごひゃくえん」

 

T:「ひゃくえん」

 

T:「ごじゅうえん」

 

 

 

T:「じゅうえん」

 

 

T:「ごえん」

 

T:「いちえん」

 

「〜円」の発音がおかしくなければ終了です。

 

③〇〇は〜円です。

物の値段カードで導入します

 

T:「これは何ですか。」

 

 

S:えんぴつです。

T:そうですね。これは60円です。

S:えんぴつは60円です。

 

T:「ノートは150円です。」

 

T:「時計は2400円です。」

 

T:「ラジオは8600円です。」

 

T:「テレビは38999円です。」

 

T:「ケータイ電話は61560円です。」

 

T:「パソコンは93405円です。」

 

 

 

④いくらですか。

 

これ/それ

 

T:(右下の値段の部分を隠して)わかりません。

いくらですか。

S:いくらですか。

T:これはいくらですか。

S:60円です。

T:それは60円です。

S:それは60円です。

 

他の絵カードでも

「それはいくらですか。」

「これは〇〇円です。」

という練習をします。

 

あれ/あれ

 

 

T:(右下の値段の部分を隠して)わかりません。

いくらですか。

S:いくらですか。

T:あれはいくらですか。

S:60円です。

T:あれは60円です。

S:あれは60円です。

 

他の絵カードでも

「あれはいくらですか。」

「あれは〇〇円です。」

という練習をします。

 

 

⑤あの〇〇はいくらですか。

 

 

 

 

 

・上記のように物カードを貼って手前に人物2名を黒板に書きます。

・買い物している状況設定で1人二役になって練習します。

 

T:(わたし)すみません、あれはいくらですか。

(店員)あれ?わかりません。パソコン?カメラ?時計?

(わたし)あれです。時計です。

あの時計はいくらですか。

S:あの時計はいくらですか。

T:2400円です。

S:2400円です。

 

ここで、あれ+時計→「あのとけい」

 

になることを説明します。

 

他のものでも同様に

「あの〇〇はいくらですか。」

「〜円です。」

という練習をします。

 

 

T:(種類の違うペンを4、5本持って学生に見せます。)

これは100円です。

S:わかりません。

T:これ ペン (ペンを1本取り出して)

このペンは100円です。

S:このペンは100円です。

 

T:(違うペンを持って)このペンは150円です。

S:このペンは150円です。

 

・学生同士をペアにします。

はじめによくできる学生に協力してもらい前で教師とぺアになり見本を見せます。

 

T:S1さん、それシャツ、そのシャツはいくらですか。

S1:2000円です。

T :(S1に質問するように促します。)

S1:先生、そのかばんはいくらですか。

T:3000円です。

 

☆理解が早いクラスなら「高いですね。」「安いですね。」

とリアクションさせる練習もいれましょう。

 

その後他の学生にも同じようにペアワークさせます。

全てのグループが終了したら終わりです!

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Chiyo

日本語研究家、ブロガー、母1歳。 関西出身。神奈川育ち。20歳の夏カンボジアで出会った日本語ペラペラの現地ガイドに衝撃を受け日本語教師の道へ。慶應大学卒業後シンガポール3年半→フィリピン半年→共同通信系(アジア経済)記者→日本語別科助教。 2018.9.13 結婚、セブにて挙式 2019.11.21 女の子出産 お仕事の依頼はブログのお問い合わせフォームからお願いします!

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