【N2文法】<動詞辞書形/名詞>につけ(て)

CHIYO
JLPT対策・N2文法編です。43回目は「いつも」の意味の「<動詞辞書形/名詞>につけて」という文型とその例文を紹介します。

<動詞辞書形/名詞>につけ(て)

  • 「Aにつけ(て)B」は「Aをすると、いつもB。」「Aのたびに、自然とB。」という意味です。
  • Bには自然に起こる気持ちや状況が入ります。
  • Bには意思表現は入りません。ただし「機会があるたびに」という慣用句の「何かにつけ」の場合は様々な表現がきます。

例文

  • あの音楽を聴くにつけて、学生時代が思い出される。
  • 日本チームの活躍の様子をテレビで見るにつけて、勇気がもらえます。
  • 彼の「明日からダイエットする」という言葉を聞くにつけ、つい笑ってしまいます。
  • 国の家族の写真を見るにつけ、帰りたくてたまらなくなる。
  • 子どもが笑うにつけ、信じられないほど嬉しい気持ちになる。
  • 災害の様子を聞くにつけ、私も役に立つことをしたいと強く感じる。
  • 彼女の小説を読むにつけ、人間が生きる意味は何かと考えさせられる。
  • 昨日恋人に言われたことを思い出すにつけ腹が立つ。

【慣用句】

  • 新しい部長は何事につけ、慎重に進めるタイプだ。(=どんなことも)
  • 外見が美しい人は何かにつけ得をしているように思う。(=機会があるたびに)

【参考】類似表現

  • 〜たびに
Chiyo

日本語研究家、ブロガー、母1歳。 関西出身。神奈川育ち。20歳の夏カンボジアで出会った日本語ペラペラの現地ガイドに衝撃を受け日本語教師の道へ。慶應大学卒業後シンガポール3年半→フィリピン半年→共同通信系(アジア経済)記者→日本語別科助教。 2018.9.13 結婚、セブにて挙式 2019.11.21 女の子出産 お仕事の依頼はブログのお問い合わせフォームからお願いします!

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