<動詞て形>(は)いられない
「Aてはいられない」は「(時間的・精神的に余裕がなくて・状況を考えると)このままAを続けることはできない。」「Aできる状態ではない。」という意味です。
「今遊んでいる状態だが、試験勉強のために遊びを中断して遊びをやめる」
という状況と、
「今試験のために勉強しているので、遊べる状態ではない。」
という場合の2つの状況が考えられます。
- 「いられない」の「い」も省略される場合があります。特に話し言葉では省略されます。
- 丁寧な言い方では「てはいられません」となります。
- 縮約形で「ては」が変化し、「ちゃいられない」となる場合もあります。
- 主語は「私」である場合が多いです。
例文
- このバスに乗らないと飛行機に間に合わないから、これ以上田中くんを待ってはいられないよ。
- あの政治家の差別的な発言には、国民が黙ってはいられなかった。
- 経験がない人が仕事を見つけるのは簡単ではないので、条件がいいとか悪いとか言ってられない。
- 今晩は好きなドラマの最終回なので、あまり遅くまで遊んでいられないんです。
- 仕事が忙しくて恋人にかまっていられなかったら、振られてしまいました。
- 子どもが料理をしてくれるらしいが、包丁の持ち方が危なくて見ていられない。
- 若者に負けちゃいられないと、祖父がプログラミングの勉強を始めた。
- とりあえず大きな地震は収まったが、まだ安心してはいられない。
- 社長にもなると、日曜とはいえ、ゆっくりしてはいられないものだ。
- 1日で何箇所も観光地を巡る予定なので、ここものんびりしてはいられない。