(詳しく説明する語彙)
名詞は「<名詞>+である」も使えます。な形容詞は「<な形容詞>+な」のほか、「「な形容詞」+である」も使えます。
A:お酒は弱いんです。
B:無理しないでくださいね。
A:(ぐびぐびぐび)
→新入社員はお酒が弱いと言っている割に(は)、ビールを何杯も飲んでいる。
**
A:ABCホテルはどうだった?
B:寝るだけだから期待していなかったけど、綺麗で、サービスもよかったよ。
→あのホテルは値段が安かった割に(は)、綺麗で、サービスもよかった。
**
A:あの会社、また人を募集しているね。
B:仕事が大変な割に、給料が低いからだと思うよ。
**
T:(若く見える有名人などの写真を見せて)この人は何歳だと思いますか。
S:〇〇歳です。
T:実はもう35歳です。
S:へえ。
→この男性歌手は、年齢の割に(は)、若く見える。
彼女は一度も留学したことはないそうだ。その割には、英語が上手だ。
彼は長年エンジニアとして働いていたそうだ。その割にはキーボードを打つのが遅い。
**
何か特別な出来事を目の前にして「〜を迎えるのだが、その際に」と言う意味を伝える表現です。おおやけの場での挨拶をするときや自分の決意表明をするときに使います。
先生:大学の面接の時はスーツを着て、大きい声で挨拶してください。
学生:髪はどうしますか。
先生:長い人は一つにまとめましょう。
→学校の先生は面接にあたって(は)、服装と話し方に気をつけることが重要だと言った。
先生:学校が決まったら、願書を取りに行ってください。それからお家の人とお金の相談をしてください。合格したら、すぐ一年目の学費を払わなければなりません。
→受験するにあたり、願書を書き、学費を準備しておく必要がある。
**
2020年はオリンピックが開かれる。それを記念して特別なデザインの切手が発売されることになった。
→オリンピックが開かれるに あたって/あたり、記念に特別なデザインの切手が発売されることになった。
**
A:来月あの国の大統領が日本に着ますね。
B:東京では自動販売機の横のごみ箱を使えなくなったり、警察官が駅の中に変なものがないかを見て回るそうだよ。
→外国の大統領を迎えるにあたり、東京では厳しい警備の準備が始まった。
**
司会者:それではABC銀行大阪支店の田中店長、どうぞ。
田中:それでは、新しく支店を開設するにあたって、一言ご挨拶を申し上げます。
**
「Aに限らず」は「Aだけでなく、(〜も)」の意味です。一般的にAは〇〇だと言われていることに対して、それを一旦認め、「それだけじゃない」と情報を加える表現です。
スマホが発売されたばかりの頃、若い人だけに使われていました。今まちの人々を見ていると、お年寄りもスマホで何かを調べていることが多いです。
→最近は若い人に限らず、お年寄りもスマートフォンが上手に操作できる。
**
現代の日本では女性も男性と同じように働くようになりました。そのため父親も子供の送り迎えをしたり家事をしたりしています。
→現代は母親に限らず、父親も子供の送り迎えをしたり家事をしたりするようになりました。
***
日本では働きすぎで体調を崩したり命を落とす人までいることがずっと前から問題になっていました。その問題は最近他のアジアの地域でも問題になっています。
→働きすぎによる病気は、日本に限らず、アジアの様々な地域でも増えてきている。
**
トマトは昔、夏しか食べられませんでした。しかし人々の工夫により、現在は一年中スーパーに並んでいます。
→トマトは、夏に限らず、いつでもスーパーで手に入れることができる野菜だ。
**
「長さ、量、速さ、技術」などの 多い/少ない や 得意/不得意 など、比べることができることを、評価するときに使います。
キーボードを打つ速さにかけては、田中さんに勝てる人はいない。
**
私はアメリカのドラマかけては、他の人より詳しい自信がある。
**
海の綺麗さにかけては、やはり沖縄が一番だろう。
**
このスーパーは古いが、野菜の種類の多さにかけては、他のスーパーに引けを取らない。