N1の文法97回目です。理由を表す「 <名詞>にかまけて」という文型の意味と例文を紹介しています。
<名詞>にかまけて
「かまける」は動詞で、「あることに気をとられて、他のことに注意を向けないでいいかげんにする。」という意味があります。漢字では「感ける」と表記します。
- 「 AにかまけてB」は「Aに気をとられて/Aに夢中で/Aに忙しくて、B。」という意味です。Bには「いいかげんにしてしまった。」という内容の文が来ます。
例文
- 仕事にかまけて、家事を一切しない人がいるそうだ。
- 忙しさにかまけて食事をいいかげんにするのは良くないよ。
- 恋愛にかまけて勉強をしなかったら、試験に落ちてしまった。
- 暑さにかまけて冷たいものばかり食べてしまう。
- 寒さにかまけて運動しないとすぐ太った。
- アルバイトにかまけて、大学の授業に来なかった学生は就職先が見つけられなかった。
- 趣味にかまけて恋愛しないでいたら、いつのまにか歳をとっていた。
- 外見のよさにかまけて内面を磨く努力を怠ってしまっては、いい相手と出会うことは難しい。
- たくさん商品を売らなければならないので、一人のお客様にかまけている時間はない。
- 育児にかまけて、自分のことに気を配る余裕がありません。
- 受験勉強にかまけて、彼女の誕生日を忘れてしまった。
- 目先の利益にかまける政治では国は崩壊するだろう。