JLPT対策・N2文法編です。8回目は変化の直前の意味を表す「<動詞意向形>としている」という文型とその例文を紹介します。
<動詞意向形>としている
「Aようとしている」は「もうすぐAする。」「今Aするところだ。」という意味です。
- 意向形は「みんなの日本語31課」で勉強しました。
- 変化に向かっている状態、変化(始まりや終わり)の直前の状態であるときに使います。
- 瞬間的なことを表す動詞(始まる、など)につきます。
例文
- 平成が終わり、新しい時代が始まろうとしている。
- 5年前彼が1人で始めた小さな会社は、日本一のIT企業になろうとしている。
- 記録的な暑さだった今年の夏もようやく終わろうとしています。
- 船の外に出ると、真っ赤な夕日が水平線上に沈もうとしていた。
- 家を出ようとしているときに、電話が鳴った。
- 今期の業績悪化のせいで、多くの社員が会社を辞めようとしている。
- 電力の復旧が進まず、多くの住民が不安な夜を迎えようとしている。
- 新しい大臣は古い体制を変えようとしている。
- 私が通っていた小学校が、老朽化のため壊されようとしている。
- オリンピックを来年に迎え、新しい競技場が完成しようとしている。
【参考】類似表現
- 直前の様態「〜そうです」:みんなの日本語43課
- 直前・最中・直後の「ところ」:みんなの日本語46課