久々に本に感動したので共有します。片桐はいりさんの「グアテマラの弟」という旅エッセイ。
旅行エッセイが好きで色々な方の作品を読んだことがありますが、片桐はいりさんの本は初めて手に取りました。文章がとにかくセンスがよくて笑えて、描写がわかりやすくてすごく素敵なエッセイです。
私は片桐はいりさんといえば映画「かもめ食堂」を思い出します。存在感があって表情豊かで、面白くてでも上品で、素敵な俳優さんですよね。文章もまさにそんな感じ。センスがあって知的で一気にファンになりました。
グアテマラの町の人の価値観、治安、衛生、景色、匂いがはいりさん流に切り取られていて、全てが喜劇風に語られています。こんな風に物事を見れたら毎日楽しいだろうなあ。
旅行に行けない今こそ、旅エッセイでその国の風情を味わいたいと思います。